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事例紹介

社会性不安障害(SAD)について

社会性不安障害(SOCIAL  ANXIETY  DISORDER)は、人前で、視線がこちらに注視される状況に対して、強い不安と恐怖感や緊張感が襲いかかり、失敗をするのではないかと極度な不安に陥り身体に症状が出ます。

社会性不安障害は、どの様な場面で起こるのでしょうか。事例をあげましょう。

・人前で意見を述べたり発表する時。 ・上司に説明をする時。 ・人前で質問された時。 ・異性と会話する時。 ・不祥事を起こしたときに謝罪する時。 ・今日これから大事な試験がある時。

この様な状況の時に、平常心に自分をおけなくなり、パニック状態に陥ってしまうため、日常生活に支障をきたしてしまうのです。

それでは、具体的にどの様な症状が身体に表出するのでしょうか。

・動悸 ・吐き気 ・腹痛 ・手足の震え ・顔面蒼白 ・めまい ・声が震える ・フリーズ状態

この様な症状が身体に表出しますが、社会性不安障害の人たちの共通の心理状態はどの様な状態でしょうか。

不安を抱き、恐怖心が心を支配します。しかし、本人はそのことを他人に知られたくない。人前で恥をかきたくない。羞恥心が不安や恐怖心に覆い被さるのです。もはや平常心を保つことはできません。

社会性不安障害の人の性格での共通項は、極度な心配症、自分に自信がない劣等感の持ち主、自意識過剰で羞恥心の塊、自分への背信、負い目が強いなどの特徴が見受けられます。

社会性不安障害の罹患状況は、全人口の10%~15%といわれています。年齢的には10代半ばから20代前半での発症が多く、女性に多いという特徴があります。

社会性不安障害のタイプとしては、①全般型で全ての社会状況の中で極度の不安に陥るタイプ。②いくつかの特定の社会状況において極度の不安に陥るタイプ。③ごく限られた社会状況において極度に不安に陥るタイプなどがあり、人により異なります。

治療方法について

薬物療法と精神療法があります。

薬物療法としては、日本では厚生労働省の承認薬フルボキサミンの投薬になります。

精神療法としては、(不安場面にさらす)、(社会技術訓練)により、極度な不安を感じる場面に順応できるようにトレーニングを重ねていきます。一方、認知行動療法では、極度な不安材料を洗出し、自分の今までの認知が正しかったのかを一つ一つ解決していくという方法をとっていきます。

社会性不安障害を改善するためには、時間をかけて根気強く治療に取り組むことが大切です。

共感覚の持ち主について

共感覚(きょうかんかく)の定義は、「知覚の刺激によって、通常の感覚だけではなく、別の種類の感覚を生じさせる知覚現象」をいいます。勿論、誰にでも持ち合わせた感覚ではなく、ごく一部の人に見られる特殊な現象です。共感覚は個性です。

共感覚は数字や文字また音に色がついて見えたりする、普通では考えられない感覚が出る現象です。勿論、共感覚を保持している方にしか理解できません。

ただし、私たち日常生活の中で、よく口にする表現として、周波数の高いかん高い声を聞くと「耳に響く黄色い声」などと表現しますし、幸福感を「人生バラ色」と表現します。一方、挫折すると「目の前が真っ黒だ」と表現するのがわかりやすいでしょう。私たちはこの様に色で感情を表現しますが、共感覚の持ち主は実際に色が見えるということです。

共感覚の持ち主には、さまざまな感覚が存在します。心情・苦悩・不安・痛み・味覚・臭覚・音感・文字・数字その他100を超える多種の感覚に共感覚が存在します。

最近の研究では、人間の4%に共感覚を感じる持ち主が存在するといわれています。共感覚のメカニズムはわかっていませんが、一説には脳の神経伝達に関係しているのではないかと考えられています。

共感覚の持ち主の特徴としては、それぞれが独自の共感覚の現象を持っています。好き嫌い、得手不得手の感情が色感覚に反映されることもあります。また、共感覚は無意識で起こります。共感覚には一貫性があります。更に共感覚には自己の感情と関係があります。

共感覚を個性と捉える

共感覚は神経伝達の疾患と見なされることもありますが、精神障害診断便覧や国際疾病分類には掲載されていません。つまり、共感覚と疾患との関連性(因果関係)を裏付ける確かな論文はないのです。

共感覚の持ち主が、日常生活の上で支障をきたすことはないと言われています。更に、共感覚は個人によって、その現象は異なるのであり、1つの個性として受止めることが大切です。

一例ですが、過去の苦しい思い出が蘇り、そのことが色つきで思い出される。その色は80%が黒色、10%が黄色、10%が赤色の比で見えると言うことです。心の状態・葛藤が色として見えることも共感覚の持ち主なのかも知れません。

他者承認欲求が強い程ストレスが溜まる理由について

そもそも他者承認欲求とは、「他者から認められたい。」「他者から信頼されたい。」という人間本来の欲求です。ところが、その欲求が極度に強すぎると、他者を意識しすぎ、人目を意識しすぎるあまり虚勢を張ることになります。常に頭の中で、他人を意識して、他人の評価を期待することになり、これでもかこれでもかと神経をすり減らして、本来の自分を見失うことになります。

他者承認欲求の強い人の性格として、自分が認められたいという欲求があります。つまり、他者と比べて秀でているということを自他共に認めることへの欲求なのです。そのために、自分の存在を他者に認めてもらうような行動に出ます。

一例を挙げましょう。がむしゃらに率先してノルマ以上の量の仕事を請け負うことで成果をアピールするというアクションです。また、同僚と比較して自分の存在感を見せつけ、優越感を持つということも特徴です。更に、他者に慕われる存在でなければいけないという意志が強く作用します。ですから、自分の意志に反して、嫌いなことでも率先して行うという行動をとり、他者に気に入られようとする意識が強くなるのです。当然ストレスが溜まり精神的疲労感が蓄積していきます。

他者承認欲求の強い人の多くは、子供の頃に次のような体験を持っていることが考えられます。

①良いことをすると、親が褒めてくれる。

②親の期待に応えると、親がご褒美をくれる。

③親の視線を常に意識して振る舞っている。

④兄弟で比較され、自分は期待されなかったという負い目を感じていた。

⑤親から欠点ばかりを注意指摘された。

過去にこの様な経験が強く残っていると、いずれ認められたいという欲求が強くなり、大人になっても他者を意識する性格が極度に強くなり、他者承認欲求の願望が顕著に表われてきます。他者承認欲求を克服するためにはどの様な考え方を身につければいいのでしょうか。

発想を転換することです

自分が他者に評価してもらいたいと思っても、他者が必ずしもこちらを評価するとは限りません。他者には他者の評価基準や価値基準がありますので、その物差しに叶うとは限りないのです。そのことを頭に入れておくことです。ですから、自分自身の自力をつけることが大切です。つまり、自分自身への信頼を勝ち取るということです。自信を高めるということです。他力本願ではなく自力本願ということです。

他者承認欲求から自己承認に切替えることが大切です。自力をつけるとは、信念を持つ、生き甲斐を持つということです。そのことにより、自己承認へと向かっていきます。

他者承認欲求に依存するのではなく、自分の人生は自己承認で道を切り開くことが大切です。

「考えすぎが人生を後退させる」について

人間は心配事が発生すると、その先の結果についてネガティブに考えすぎてしまうことがあります。

その結果は往々にして最悪の結果を想定して悲観的になります。

心配と不安だけが思考を支配し、追詰められた気持ちになり、立ち止まってしまうのです。

そうならないためにも、発想の逆転が必要であり、そのために手立てを講じる必要が出てきます。

その前に、考えすぎることには2つのカテゴリーに分けられます。

一つ目の【反芻(はんすう)】は、考えすぎることですが、心配事を繰返し頭の中で再現するという行為を指します。

つまり、自身の思考に執着して、固定観念として揺るぎない絶対的な思考として支配されます。

従って、細かく心配事を想像し、どこまでも止めどなく精神状態がネガティブに陥っていくのです。また、自責の念にかられ、自分を責め追詰めてしまう傾向に至ります。行き着く先は、鬱病や強迫観念症になるという可能性も高まります。

二つ目の【心配】は、やはり考えすぎることですが、あくまで未来志向の延長線上で起こる、心理的な不安のことです。

万が一こうなったらどうしようという、先立つ安全という保証がない中で、心理的に起こるネガティブな思考なのです。「案ずるより産むが易し」のことわざが的確に表現しています。

考えすぎには、以上の反芻と心配とに分類できますが、これを解消する方法をあらかじめ会得しておくことが大切です。

考えすぎ4つの解消方法

①自分のネガティブ思考に気づくこと。そして、デメリットを捨て、メリットを見つける。

②ネガティブ思考は、自分がつくり出した空想であり、現実ではないと言い聞かせる。

③現在のありのままを受容し、現実を受止める。

④現実から目を反らせずに、見方(視点)を変えてみる。

自分の固着した考え方を捨て、別の視点から捉えてみることが大切です。何事も前向きに思考を進めることこそ、人生を前進させるための第一歩となります。

心身の不安定に気付いたら、カウンセラーに相談することをお勧めします。

季節性情動(感情)障害について

季節性情動(感情)障害は、夏から秋へ向かう季節の変わり目頃から発症し、気分が落ち込む症状で、普段とは異なる挙動が表出します。

夏の猛暑で、心身の疲労が蓄積した状態から、秋へと季節が移っていきます。季節の変動に身体がなかなか順応しきれないまま、日常生活は継続していきます。つまり、人間の心身と自然の営みとの間に歪みが生じます。その歪みが心身にさまざまな症状となり表出するのです。

9月の彼岸入り頃から、日照時間が短くなっていきます。この日照時間が私たちの心身に大きな影響を及ぼします。気分が憂鬱になる、気が重たくなる、といった症状があらわれます。季節性鬱病といって、秋から冬にかけて出る症状で、立春を過ぎる頃には症状が改善していく周期性が特徴です。

季節性情動(感情)障害の症状としては、情緒不安定・不安感・憂鬱感・無気力感・注意力散漫・楽しいという感情がわかない・不眠・過眠・食欲減退・過食などで、個人によって症状はさまざまです。

改善に向けた対応としては、次のような手法がとられます。

【光療法】日光浴を心がけ、室内に日光を取り入れましょう。脳内分泌物質のセロトニンやドーパミンの減少を抑えることが改善に向けた一要素になります。

【摂取したい食品】アミノ酸を十分に含有した食品を摂取しましょう。肉・魚などの動物性タンパク質をバランス良く摂取することで、セロトニンの分泌を促す上で、有効と考えられています。過食による炭水化物の過剰摂取は控えましょう。

【早寝早起き】秋になると日の出が遅くなり、一方、日の入りが早くなります。つまり、日照時間が短くなり、日差しも弱くなります。昼短夜長で日常生活における時間の使い方に差違が生じ、結果的に生活習慣にも影響が生じます。自然のサイクルと体内時計のサイクルに時差が生じることで、心身に及ぼす影響が生じます。先ずは、体内時計を調節することで、日常生活のバランス調整に心がけて下さい。

【薬物療法】症状により抗うつ剤の処方が行われます。

【心理療法】カウンセリングを通して、クライアントに寄添い心理的な改善を行います。

日頃の体調管理

季節性情動(感情)障害は、季節性鬱病ともいわれていますが、上記のような症状が出て、普段と異なる心身の状態が表出しますので、「普段と様子が違うな」と気付いたら速やかに対処することが求められます。

心身の不安定に気付いたら、心療内科並びにカウンセラーに相談することをお勧めします。

「鬱病のサインは夫婦で共助」について

30代から40代の男性に鬱病が増えています。仕事上のオーバーワークによる肉体疲労や、中間管理職としての責務による心労により、自律神経の疲弊が原因となって、鬱病を発症します。また、家庭においては、住宅ローンの返済や親の介護など、仕事と家庭の二重の負荷が心身に大きなストレスをもたらします。四六時中気分は休まる暇がありません。

一方、女性の場合は、出産を契機に育児に追われる生活から、女性ホルモンのバランスが崩れ、精神的不安になる事で、鬱病を発症します。また、一日中家事に追われ気分転換をする余裕もない状態に追い込まれます。仕事を持っていれば更にその負荷が掛かってきます。

最悪、夫婦が時期を同じくして鬱病を発症してしまうようなことがあったては一大事です。鬱病は自分では気づかないことがあります。ですから、常日頃から夫婦お互いに健康状態を共助する気配りがとても大事なのです。

鬱病のサインとしては、元気がない・口数が少なくなった・無気力である・ぼんやりうつろである・不眠が続く・食欲不振・家事放棄・趣味に興味を示さない・起床できない・出勤意欲がわかない・怒りっぽくなる、この様な通常とは違う症状が目につくようになったら黄色信号ですので、先ずは、様子を聞いてあげることが大事です。そして、心療内科を受診するか、カウンセラーに相談するか、本人と相談の上で決めることが大事です。

鬱病を発症する要因としては、脳の中の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンなどが減少することにより起こるといわれています。勿論それだけではありません。精神的ストレスや不安、また、喪失感なども大きな要因となっています。

一般的に、悲しいことや、辛いことが引き金になって鬱病を発症させると思いがちですが、嬉しいことや明るい出来事が要因となって鬱病を発症させることもあります。人により受止め方次第で、その出来事に対処できなくなり、大きなストレスを生み出すことにより鬱病を発症させることになります。出産は大変嬉しいことですが、出産前と後では生活環境が一変することで、女性の身体が順応しきれなくなり、ストレスとなってしまいます。また、出産後女性ホルモンのエストロゲンの急激な変動によって、脳内の神経伝達物質に影響を与え、その結果、鬱病を発症することがわかってきました。

 

夫婦で共助

夫は職場でのストレスが大きな要因となりますし、妻は家庭における育児が大きな要因となりますので、夫婦相互に助け合いの共助を心がけ、「様子がおかしいな?」思ったら早めの対応を心がけることが大事です。

夫婦の絆を大切にすることが、幸せな暮らしを営む上で一番大切なことです。

非定型うつ病について

非定型うつ病は、うつ病とは異なる症状が表出します。特出すべきは20代から30代の女性に多く症状が見られ、現代病として多くの方々が苦しんでいます。今や増加傾向にある新たなうつ病です。

【非定型うつ病の特徴は】

典型的な特徴は、興味のあることや夢中になれることに対しては、快活に能動的(ポジティブ)ですが、嫌いなことややりたくないことに対しては、受動的(ネガティブ)になり、気分は憂鬱になります。つまり、気分の浮き沈みが大きくなります。

一般的なうつ病は、全てのことに対して鬱的な状態に陥りますが、非定型うつ病はそうではないのです。

その他の症状としては、食欲は有りむしろ過食傾向になります。また、日常眠気が襲い、過眠状態が続きますので、頭痛・脱力感・集中力がなくなります。興味や関心がないことで義務としてやらなければいけない事があると、気分は憂鬱になりイライラ感が出始め、感情を抑えることができなくなります。感情の起伏が激しくなります。

【非定型うつ病の原因とは】

決め手となる原因はわかっていませんが、性格・気質・生活環境・不規則な生活リズムなどの要因が考えられています。

【非定型うつ病になりやすい性格気質とは】

自己主張を我慢して、周囲にあわせることで、他人の目を気にしてきた。

自尊心が強く、他人から良い評価をされたいという気持ちが人一倍強い。

自分の考えを表に出さない分、他人に責任転嫁する。

物事を自己中心的に考え、自己愛が強い性格である。

成人になり、自分に与えられた責任や責務がうまくいかなかった時に、挫折感を味わい、結果として、立ち直る手立てが見いだせないで苦しみ落ち込んでしまう。

この様な性格気質の人に非定型うつ病が多く検出されます。

【非定型うつ病の症状チェック】

主に20代から30代女性・自尊心高い・責任転嫁・気分の起伏が大きい・イライラする・午後に憂鬱感が出る・脱力感・過食傾向・過眠傾向・うつ病に肯定的に向き合う

【非定型うつ病の治療法とは】

精神科または心療内科を受診します。治療方法としては薬物療法・カウンセリング・生活習慣の改善などを複合的に行い、改善の方向に導いて行きます。

改善に向けて

自分の性格を理解した上で、生活環境や日常生活の改善に取り組み、ありのままの自分を受け入れることで、快方に向かっていきます。

イライラ感の解消について

ついちょっとしたことで、イライラした感情となり、どうにも押さえられない気分になったという経験はありませんか。今日はイライラ感を引き起こす原因とその解消法について記します。

【イライラ感の原因】

①自分の思い描いた通りに物事が進んでいない状態の時、「なぜ」という不満が心の中に充満する精神状態です。ストレスを抱え込み、それが鬱積し解消されないまま爆発する寸前の我慢状態になります。地中のマグマが地表へ向かう火山噴火を想像してみて下さい。「なぜ自分がこの様なストレスを溜め込まなくてはいけないのか」という不満に思う心のいらだちが原因なのです。

【自分を冷静に見つめる】

今、イライラしているという自分のことに気づくことが重要です。つまり、自分を鏡に映してどんな状態かを見つめるということです。些細なことでイライラしたり、つい暴言を吐いたりする前に、自分の感情をコントロールするテクニックを会得することが大切です。

【イライラ感の改善方法】

①イライラした時(初期段階)には、なんでイライラしているのかを、書き留めてみましょう。心の中の気持ちを文字にすることで、客観視できます。人に対するイライラ感情なのか!物に対するイライラ感情なのか!自分に対するイライラ感情なのか!確認することが大切です。

②イライラ感を超えて感情爆発(限界段階)しそうになった時には、その場所を離れることです。場(場面)を切替えることで、気持ちがリセットされます。深呼吸をして激高した気持ちを静めることが大切です。深呼吸は自律神経を整える効果があります。

③冷静になったところで、自分を客観視してみましょう。今のイライラ感がどこから来ているのかを分析することです。欲求不満からなのか!劣等感からなのか!嫌悪感からなのか!意見の相異からなのか!自己中心からなのか!他者に対する憤りからなのか!顧みて下さい。

④最後に、自分で改善できる部分があれば、解決手段を考えてみることです。自分では改善できなければ、信頼できる第三者(カウンセラー)などに相談することが大切です。

イライラ感の根本原因に気づくこと

イライラ感の根本原因に気づくことが大切です。イライラしたところで、物事は改善されたり解消されたりしないということを悟ることが大切です。ですから、一端立ち止まり(インターバルをとって)、イライラ感を咀嚼して自分の気持ちや思いを言葉にして相手に伝えることです。ただし、イライラ感から感情的(論)になっては火に油を注ぐことになる事を知ることです。人間それぞれ人生観や価値観が異なります。そもそも肉親でも他人でも異なる人間だという前提を確認することが大切です。

全てが自分の思い描くように事は進まないということを承知していれば、イライラ感も解消していきます。

カウンセリングルームこころ日では、精神的に不安定である。イライラ感がつのる。自律神経の安定をはかりたい。という方に、自律訓練法をわかりやすく指導しています。

ゲーム障害依存症の危険について

ゲーム障害依存症は、ゲームに熱中するあまり、普段の日常生活に支障をきたす病的な状態になる事をいいます。

WHOは2019年に国際疾病分類に指定しました。厚生労働省の調査では、ゲーム障害を疑う成人がおよそ421万人と推定、中高生はおよそ93万人いるということです。

ゲーム障害依存症の危険について

①脳に与える悪影響とは・・・

私たちの行動は、前頭前野(理性)と大脳辺縁系(本能・感情)の連携によってバランスよく制御されています。ところが、ゲーム障害依存へと向かうと、大脳辺縁系が優勢となり、理性が効かなくなることで、本能の欲求が強くなりゲームから離れられなくなるのです。ゲーム機(スマホ・PC)を見ると途端にゲームに対する欲求が頭をもたげ気持ちを自制することができなくなるのです。

②ゲーム障害依存症により生じる生活変容とは・・・

朝寝坊・偏食・遅刻・不登校・昼夜逆転・引きこもり・家庭内暴力・失職・家庭崩壊など。

③ゲーム障害依存症へのシグナルとは・・・

ゲーム時間が超過する。夜通し没頭する。ゲームのことばかり意識する。ゲーム以外興味を示さない。ゲーム以外のことは注意力散漫になる。注意すると激高し暴言や物にあたる威嚇行為し、あげくに、親への暴力行為にエスカレートする。ゲームのことを問われると嘘をついて言い逃れる。無料ゲームから課金へとエスカレートしだす。

以上のシグナルに気づいたら、言葉がけをして注意を促します。それでもゲームを無制限に続けるようであれば、ゲーム障害依存症が疑われますので、早めの対応が必要です。

④ゲーム障害依存症の境界線とは・・・

ゲーム時間の制限ができない。日常生活で最優先がゲームである。学業や就業に支障をきたす状況が出ている。生活習慣が乱れている。

以上の症状が1年間続くようであれば、ゲーム障害依存症の可能性が大きいです。特段の留意点は、小中学生では短期間で重症化するリスクがあるということです。未成年者では、前頭前野(理性)が成人に比べて十分に発達していないため、ゲーム障害依存症になりやすく、放っておくと抜き差しならない状態に陥ることになりますので、早めの対応が大事です。

⑤早めの対応とは・・・

ゲームを行う時間帯を決める。ゲームをする場所を決める。親子でゲームについてのルールを取り決める。決めたルールは必ず守らせる。ゲーム以外の生き甲斐や打ち込める物を見出す。

やりがいのある物を見出す

ゲーム障害依存症の場合は、日常生活の中で、やりがいのある物を見出せない人が、ゲームという架空の世界において生き甲斐を見出し、現実から乖離していきます。ですから、そこから引き戻すためには、現実の中で、生き甲斐を見出すように、導きサポートしてあげることが大切です。

※ゲーム障害依存症の治療としては、①心療内科を受診②カウンセリングで心のケア③デイケアで問題共有トレーニング④入院療法による生活習慣のリハビリという事になります。

※何よりも家族で問題意識を共有し取り組むことが大事です。

鬱病による身体の痛み痺れ痒みの症状について

鬱病は精神的抑鬱により、睡眠障害・喪失感・無気力・脱力感・頭痛などが症状として表出することは知られています。それ以外に意外と表出する症状として、実は身体の痛みや痺れ痒みといった症状が検出されます。そこで、鬱病の意外な症状について記します。

鬱病によって起こるさまざまな症状を身体症状といいます。鬱病は各自の諸症状により初め何科を受診すればよいのか決め手がないのが正直なところです。さしあたり内科を受診しますが、なかなか診断結果がつかないということがよくあります。次に心療内科で診察した結果、鬱病と診断されショックを受ける事例も多々あります。

気分の抑鬱感であれば、鬱病という診断も納得いきますが、同時に身体に痛みを感じたり、痺れたり湿疹が出て痒みが出たりすることも鬱病にはあるのです。

ある専門機関の調査結果によりますと、鬱病による身体の痛みと、家庭や職場で生じるストレスの増加とは相関関係があったということです。つまり、精神的苦痛が身体的苦痛を生じさせているということです。

鬱病は、神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの量が減少することにより、表出すると考えられています。ですから、セロトニンやノルアドレナリンが減少すれば、身体に痛みが表出することになります。

また、別の専門機関の調査によると、身体に痛みを感じる人の中で、鬱病の精神疾患のある人の中では、約60%の人が痛みや痺れ痒みを感じており、健康な人では約40%に比べて、多いという結果が出ています。ここでも鬱病と痛み痺れ痒みの相関が見えてきます。

また、鬱病では身体の各所に痒みも生じます。鬱病は大きなストレスが要因となって発症します。ストレスが大きくなることにより、ヒスタミンという物質を増やすことになります。このヒスタミンの分泌が増加することにより、痛み痒みを知覚する知覚神経に作用して、その刺激を脳が完治することで、痛い痒いという症状が身体の各所に表出することになります。

このことから私たちは、精神的ストレスを無くすことによって、痛みや痺れ痒みを緩和することができるわけです。

自律神経の調整

鬱病の原因が自律神経の失調であり、交感神経と副交感神経のバランスの不調からストレスが増幅されることを考えると、精神疾患と身体の痛み痺れや皮膚の痒みには、相関関係があることが理解できます。

鬱病にはさまざまな症状が表出することがご理解いただけたことと思います。

薬物療法と心理療法を併用することで、有効な療養に努めましょう。

自律訓練法の効果について

自律訓練法はその名の通り自律神経を整え、交感神経と副交感神経のバランスをとり、精神安定に効果を発揮します。そこで、自立訓練法の基本を記します。

自律訓練法は、自己暗示によって精神状態をリラックスさせるとともに、心身にいろいろ有効な働きをもたらします。

自律訓練法は、1932年ドイツの精神科医シュルツによって創始されました。座禅・ヨガ・瞑想・マインドフルネスとの共通点もあり、精神統一を通して意識を一点に集中することで、精神安定を促す点は相通ずるところです。

特に、自律訓練法は医療における治療としても用いられており、心身症などの治療にも役立てられています。

基本的には、専門家の指導の下で行うことがベストですが、自分で行うセルフケアによる自律訓練法もあります。自立訓練法は、自分が睡眠と覚醒の狭間の状態に持って行く、自己催眠状態から始まります。その状態をつくるためには、以下のような7つの公式を順番に沿って習得しなければいけません。

背景公式:気持ちが落着いている。

第1公式:両手両足が重たい。

第2公式:両手両足が温かい。

第3公式:心臓が自然に規則正しく打っている。

第4公式:自然に楽に息をしている。

第5公式:お腹が温かい。

第6公式:額が気持ちよく涼しい。

消去運動:手を握ったり開いたりを数回繰り返す。深呼吸してから目を開けます。

はじめに、姿勢ですが、リラックスをして仰向けに寝る姿勢または、石に座る姿勢をとります。

全身の力を抜き、目を閉じてゆっくりと呼吸をします。

次に、背景公式からスタートです。「気持ちが落着いている」という言葉をゆっくり心の中で数回繰り返します。気持ちを集中させて、「気持ちが落着いている」ことだけに集中します。受容的態度と言います。つまり、今すでに自然と落着いている感じをそのまま感じ取り受け入れることがポイントです。

次に、標準訓練です。第1公式「両手両足が重たい」を心の中で唱えます。右手→左手→右足→左足の順で重さを感じとります。この時に、それぞれを30秒から60秒づつ繰り返します。その後直ちに消去動作をします。

第1公式ができたら、次に第2公式です。「両手両足が温かい」を心の中で唱えます。右手→左手→右足→左足の順で温かさを感じとります。温かい感覚を感じとることです。

ここまで公式順番通りにたどり終了したら、最後に必ず消去運動を行います。手を開いたり閉じたりを数回繰り返します。

1回5分程度を1日2回から3回(朝昼晩)を限度として行うことで、効果が表われてきます。多忙な方は、1日就寝前に1回行うだけでも効果は期待できます。

効果・効能

疲労回復・ストレス緩和・イライラ感解消・気分が落着く・自己統制力・集中力・免疫力・精神安定・自己向上力などです。

【自律訓練法の注意点】

心臓疾患や糖尿病などの基礎疾患のある方は、副作用が起こる可能性があります。また、精神疾患のある方も自律訓練法は、むやみにやらない方がいいでしょう。正しい方法で実施しなければいけません。また、公式の効果を感じるまでは、次の公式に進んではいけません。最初は第1公式「重たい」だけを繰り返すことになります。

カウンセリングルームこころ日では、精神的に不安定である、自律神経の安定をはかりたい、健康維持のために取り入れたいという方に、自律訓練法をわかりやすく指導しております。ご希望の方はホームページの【お問合せ】からお申し込み下さい。

マインドワンダリングについて

マインドワンダリングとは、今現在の出来事に注視しないで、別のことを考えてさまよう状態のことです。誰にでも起こっている事であり、普段無意識で起こっている事なのです。つまり【今この瞬間】に意識がいかない状態です。

【今この瞬間に集中する】

マインドワンダリングの状態とは、例えば通勤途中、電車の中で昨日の企画書作成の事で上司に注意され気になり、今日も注意されるのではないかと、頭の中でぐるぐると思い巡らす事です。その時漠然と視線は車窓を見つめているという状態です。

日常生活の中で、心配事はつきものですが、過去の心配事を思いお越し、一体何時になったら解決するだろう!このまま解決しないのではないかと、堂々巡りの心配が頭から離れずに、気持ちがふさぎ込んでさまよう状態のことです。

つまり、注意力が散漫となり、【今この瞬間】を見失ってしまう。大事なことをやり損じてしまうことになります。

人はマイナス思考になってしまう場合、特にマインドワンダリングになりがちです。ストレスが溜まり、自律神経が疲弊している時などはなおさらです。時間に追われ、気持ちに余裕が生まれない状態の時に、マインドワンダリングに陥ります。

過去の出来事や心配事について、思いをはせ反省するだけではなく、この先どうなるのかと、不安が先立ち心配する。つまり、過去に囚われるだけでなく、未来にも引きずることになり、精神状態はネガティブになっていきます。

今この瞬間

【今この瞬間】に起こっていない出来事や心配事に支配されるのではなく、マインドワンダリングに囚われている自分に気づき、我に返ることが大事です。実際には今は不安な出来事も起こっていないことを自覚することが大事です。

つまり、頭の中で思い描いている雑念を払拭することが大事です。過去は過去、未来は未来、私は今この現実に生きているという自己意識を持つことです。今を見つめ大切にすることで、自律神経が安定し不安も解消されます。集中力が高まります。意識を一点に集中【今この瞬間に集中する】ことがとても重要なのです。

次回は、気持ちを一点に集中させ安定させる自律訓練法について記します。

 

職場や学校で孤立した時の心の持ち方について

元々の性格が内向的で、自分から人の中に溶け込んでいくことが苦手な人は、往々にして人付き合いが苦手で、組織になじめない状態に陥ります。

周囲を見ても自分だけひとりぼっちで、居場所がないことが辛く感じることがあります。

グループや集団で行動したり、ディスカッションしたりする時も、どこに入ったらいいのかわからずに、ただただ狼狽することもあると思います。

自分の性格の特徴が自覚できれば、人に溶け込めない自分を素直に受け入れて、その短所を長所に変換する捉え方を試してみることです。

【利害関係には束縛されない】

例えば、組織の中での人間関係は、利害に支配されて煩わしい物です。ストレスも溜まるし、自分の意に反することでも従わなければならないことも出てきます。また、息苦しささえ感じることがあります。であるならば、見方を180度変えて、逆に孤立していれば、利害関係には束縛されずに自分のペースで仕事ができるし、友人に歩調を合わせることなく勉強にも集中できます。余計な気を遣わずに済みストレスも溜まりません。

勿論、職場でも学校でも組織の中の一員であることは忘れてはいけません。最低限の協調性と責任感は持っていないと、全く信用されない人間として評価されてしまいます。

【自分の時間を最大限生み出せる】

自分の立ち位置を明確にして、職場や学校での人間関係における距離感であるソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つように心がけることです。

孤立することで、自分の時間を生み出すことができます。その時間を自分が最も費やしたい事に割けるわけです。孤立しているからこそ生み出せる貴重な時間だという捉え方ができます。

【孤立を長所として捉える】

人間は十人十色で、価値観や物の見方や趣味嗜好や信条などもまちまちです。集団やグループに入ると、必ず衝突や葛藤や誤解、すれ違いが生じます。無意味なストレスが心身に負荷されることも出てきます。そのような煩わしい利害関係とは縁を切り、自分のために有益な時間を消費できることも、孤立を長所として捉える事ができます。

孤立をマイナス思考で捉えるのではなく、プラス思考に転化することが大切です。考え方を変えてみましょう。そして実行してみることが大事です。

孤立で立ち止まった時には

孤立して話せる相手がいない場合は、客観的立場であるカウンセラーに相談することで、率直な助言を聞くことができます。カウンセリングには利害関係がないからです。

 

問題解決能力3つのポイントについて

問題解決能力の定義はどの様な事でしょうか。

問題として上がってきた事項の状況を分析把握し、その状況に応じて問題を解決するためにはどの様な手立てがあるのかを考察し、速やかに実行し解決へと導く行動力のある能力を言います。

問題解決能力は、ビジネスや日常生活などで生じる問題に対して、適切に解決するためのメソッド(方法)のことです。勿論、生じる問題もさまざまです。ビジネスでは仕事上のミスや対人関係、日常生活では子育てや離婚問題、金銭問題など多々出てきます。

それでは、どの様にすれば問題を解決できるのでしょうか。先ずは、問題が出てきたら先送りしないで速やかにチェックすることです。つまり問題をこれ以上大きくしないよう対策を練ることです。

問題解決能力とは、①問題を確認する。②問題を分析する。③原因の洗出しをする。④解決の道を見いだす。⑤自力で解決できるか!第三者に解決を仰ぐか!解決の見極めをする。

問題解決能力の優れた人の特徴は次の通りです。

①問題に対して冷静に客観視・俯瞰視できる。②問題の核心を見極められる。③問題点が及ぼす影響範囲を判断できる。④問題解決のための原因・分析・判断・対応・解決のための段取りを組み立てられる。

問題解決能力3つのポイント

①どの様な問題か確認(発生した問題を正しく理解し認識する。情報収集する。)

②問題の原因究明(問題点を分析する。原因を全て洗い出す。)

③具体的な解決策(解決策をシミュレーションし立案する。自力で解決可能か、第三者に支援を求めるか、見極める判断力。解決までの期限を決める決断力)

まとめとして

問題解決能力とは、問題を解決するプロセスにおいて、問題の本質を見極め、原因を明確化する分析力を養うことです。問題点の優先順位を明確化し、整理をした上で解決に向けた実行力を養うことです。また、問題解決後のリカバリー(回復)を手当てする対応能力を養い、傷口を最小限度にとどめる対策を講じましょう。

不安が生じた場合は、第三者の言葉を聞くことで自分を見失わないように心がけましょう。カウンセリングを受けることで、一度立ち止まって考えることができます。

 

熟年離婚について

20年30年連れ添った夫婦が離婚するケースが増えています。外目には普通のご夫婦という印象ですが実態はどうでしょうか。その原因は何でしょうか。離婚要因について考えてみます。

社会的要因としては、夫の定年時期という節目に離婚を決断するというケースです。その背景には、専業主婦として家庭を守り献身してきたにもかかわらず、感謝されないという不満です。束縛感をずっと我慢してきたが、この機会に主婦業から解放されたい、自分の時間を取り戻したいという気持ちになることです。また、離婚という行為が日本社会の中で認知されてきました。一時代前は世間から偏見の眼差しで見られることもありましたが、男女機会均等により、離婚への理解が深まった、認知度が高まったという背景があります。決定的な要因は不倫です。長年連れ添った夫婦の絆も、不倫という不貞行為によって信頼関係が破綻し、一瞬で断ち切れます。

経済的要因としては、2007年の年金制度改定によって、夫の積み立てた厚生年金の考え方が変わり、妻へ分割される権利を得たということです。それまでは、専業主婦の場合は、国民年金のみだったわけです。また、社会的要因と係わりますが、夫の定年退職に伴い、退職金という部分について、条件により財産分与の対象になるという道が開かれました。男女機会均等に伴い、女性の社会進出の門戸も一時代前よりも開かれました。才能特技を生かし、働いて稼げる時代になり自立の道が開かれました。

生活上の要因としては、夫婦間の会話がなくなる事により、お互いの気持ちが理解できなくなります。すれ違いの生活となり、夫婦が互いに感謝を伝え合う気持ちが希薄となっていくことで、愛情が伝わらなくなります。子育ても終わり、子供も社会人として自立したと言うことで、一つの節目として、親としての責任を果たし終えたという安堵感から、離婚という決断をするのです。また、夫婦の間で老後生活(セカンドライフ)への価値観の違いが顕著となり、先行きのビジョンに顕著な違いが出てくることも、離婚に発展する要因となります。今は核家族化の時代で、親との同居を望まない時代です。夫婦間で意見が一致せず、老老介護の問題が引き金となって、離婚へ発展するケースも出てきます。更に、夫婦互いが自分勝手に振る舞い、互いを非難し合うことで、夫婦間に歪みが生じることも、離婚の要因となります。生活上で離婚の決定的な事象としては、DVです。身の危険を感じ避難せざる終えない状態に追い込まれ、離婚を決断するケースが増加しています。

離婚にあたって事前に考えておくこと

①老後のビジョン 【衣食住】

②離婚手続きは弁護士に相談 【協議離婚・調停離婚・訴訟離婚】

③財産相続は弁護士に相談 【財産分与・慰謝料・養育費・年金・親権】

夫婦円満のコツは・・・

①夫婦お互いに話を聞く姿勢 ②言葉を交わす ③夫婦お互いの心地よい距離感を保つ ④信頼感 ⑤感謝の意思表示

⑥思いやり心配り ⑦嘘をつかない 

まとめとして

結論を出し急がず、第三者の言葉を聞くことで冷静になり、自分を見失わないように努めましょう。カウンセリングを受けることで、一度立ち止まって考えることができます。後悔しないためにも結論を出すのはそれからでも遅くありません。

不登校になった子供への接し方について

新型コロナウィルスの感染防止に伴い、外出自粛や緊急事態宣言の発令によって、学校も3ヶ月間の休校となりました。子供達の心身にも変調が生じ、学校再開になった途端に登校拒否の反応となるケースが多々出てきました。

親としての対応について記します。

休校となった3ヶ月の期間、子供達は家庭での生活を強いられ、今までとは全く異なる生活様式の中での過ごし方となりました。当然、身体のサイクルにも変化が生じますし、通学していたときには、時間割にそって1日6時間の学習でしたが、家庭学習となると規則正しく時間割の通りには進みません。

そのような状態が3ヶ月続き、6月1日から学校生活が再開され、通学となりましたが、子供の中には、心と身体がリセットされずにさまざまな不安を抱えて登校できなくなるケースが出てきました。

子供の口から突然「学校に行きたくない」と切り出されたら、親としてどの様に対応したらよいのか・・・。普通親は「如何していかないんだ」「気持ちが緩んでいるな」「さっさと支度をして行きなさい」と感情的になって責したり問いただします。途端に子供は拒否反応を示して心を閉ざしてしまいます。親は一度冷静になり穏やかな口調で「何かあったの」と子供に寄添うように話しかけてみましょう。共感する気持ちでゆっくりと返事を待ちましょう。

子供は親が想像している以上に苦しんでいるからこそ、親へヘルプしているのです。その思いをいち早く察し、寄添い共感的に接することが大切です。

子供を追詰めるような言葉は禁物です。子供は親に心を開かなくなり本音を語らなくなるからです。子供の心情に寄添い、解決の道を共に探っていく姿勢が大切です。

親子の信頼関係が唯一の解決への第一歩となります。子供が「学校に行きたくない」と切り出したら、親は「何か行きたくない理由があるんだね」「ゆっくり聞くから、話してごらん」と心を開いて受止めるメッセージを送りましょう。

子供の心理を察する様に言葉を交わすことが大切です。子供の心身に不安があるからこそ、学校に行きたくないと言うのです。その不安の元を取り除くことが大事です。子供の力だけでは解決できないサポートをしてあげましょう。

子供へかける言葉の留意点とは

留意する点は、親がいきなり「学校へは行かなくてもいい」というのではなく、学校へ通学しやすくする策を図ることです。「遅刻してもいいから行こう」「家に戻りたければ早退してもいいから・・・」というように、逃げ道という策を図っておくことが大切です。

親と子が協力をして不登校を乗り越えて行くことが大切です。慌てずゆっくりと一歩一歩進めましょう。親子のコミュニケーションが解決への第一歩です。

それでも子供の心が開かれないで、不登校が続く場合は、カウンセリングを受けることをお勧めします。カウンセラーがお子様に寄添い、子供の不安を共有し共感することで、不安の元を取り除いて行きます。

緊急事態宣言解除後の鬱病に注意

新型コロナウィルスの感染防止のため、緊急事態宣言が発令されました。私たちは長期にわたり外出自粛生活(STAY HOME)をおくっておりますが、5月中旬に39県が解除され、日常生活が徐々に平常時に戻りつつあります。

そこで、解除後にそれまでの緊張感から解放されることで懸念されるのが、精神的重荷から解放されたときに生じやすい鬱状態です。

2ヶ月に及ぶ緊急事態宣言のさなか、私たちは生活様式の変容をしながら、コロナウィルスに感染しないよう身構えて日常生活をおくってきました。その緊張状態が解除されることによって心身は解きほぐされ、通常の日常生活に戻ります。

ところが意識はリセットされますが、身体は通常の日常生活に素早く対応することができません。従って、身体と脳の意識にタイムラグが生じ、精神的不安が生じます。

また、緊急事態宣言後の社会の変容にも不安を抱えることになります。学校のカリキュラムや行事の変更、社会組織やシステムの変容、業態の変容などへ順応するための不安も新たに発生します。

更に、生活を立て直すための不安や背負った債務など幾重にも不安が増幅します。緊急事態宣言時の精神的ストレスとは別の、先行きの見えにくい不安に対して、気分は沈み込み精神的ダメージが脳裏を支配することで、鬱状態となるのです。

不安を感じたときの予防策として

孤立するのではなく、信頼できる人に自分の不安を話しましょう。頭の中で考えても悲観的な思いしか浮かんでこないものです。人に話すことで、勇気を得られたり、ポジティブな捉え方を得ることができます。また、一番大きな心の支えは、「自分は孤独ではない」という確信です。同じ境遇の人々がいる。共感してくれる人がいる。という不安や悩みを共有することで、前を向こうという意欲や勇気がわいてきます。

先ず、平常時の自分の心身状態を思い出すことです。それに対して、緊急事態宣言解除後の日常生活復帰に際しての心身状態を比較確認し、イライラする、疲労感、倦怠感、不眠、食欲不振、めまい、動悸、思考力低下、悲観、意欲喪失、無気力、脱力感などの変調を感じるようであれば、鬱病の予兆となりますので、おかしいなと思った時には、専門の医療機関やカウンセリングを受診することをお勧めします。いずれも、早期対応が望まれます。

 

新型コロナウィルスに打ち勝つための免疫力強化について

人間の身体には免疫力が備わっています。免疫とは体内に侵入した細菌やウィルスを退治してくれる機能です。自動的に身体を守ってくれるわけです。ところが、病気をしたり既往症があると免疫力が低下します。ワクチンや特効薬がない今、私たちは自衛することが第一となります。

今日は、免疫力強化の5要素について話します。

普段の体調管理が大切で、何よりも自律神経のバランスをつかさどる、交感神経と副交感神経の両輪が円圧に働くことが大切です。

交感神経は、私たちが活動する時間帯に優位に働きます。副交感神経は就寝時や活動を休止しリラックスしたときに優位に働きます。従って、一日中で交感神経と副交感神経がバランス良く機能することが身体にとって健康上大事なことで、免疫力を強化することに繋がります。

免疫力強化の5要素は以下の通りです。

第1に睡眠です。【早寝早起き病知らず】ということわざがある通り、良質な睡眠をとることは健康維持には欠かせません。一日の疲れをとり、身体に滋養を与えるためには、睡眠時間の確保に努めましょう。8時間は睡眠時間に充てることが大事です。免疫力強化の必修項目です。

第2に規則正しい食生活です。三大栄養素である【タンパク質・脂肪・炭水化物】をバランス良く摂取することです。また、ビタミン・ミネラルも欠かせない栄養素です。体力をつけ身体の隅々まで滋養を心がけることが、免疫力強化に欠かせません。

第3に適度な運動と日光浴です。毎日15分から20分の軽い運動をすることで、心肺機能が強くなり、血液の循環がよくなることで、体内の細胞が活性化されます。運動機能は免疫力の機能強化に努めます。また、日光浴でビタミンDが作られます。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、免疫力向上にも一定の効果が認められています。

第4に入浴です。入浴することで、血行が良くなります。血管が拡張されることで血流が良くなり、精神的にリラックスします。つまり、副交感神経が優位となり、緊張状態がほぐれます。脳腸相関により、腹部を温めることにより、副交感神経が優位となり脳へ伝達され、精神の安定に繋がります。また、内蔵の機能が活発化しますので、これも免疫力アップに効能があります。

第5に余暇時間です。日中は自律神経が緊張状態になっています。交感神経が優位になって、神経が高ぶっています。務めて余暇の時間をリラックスできるように工夫して下さい。リラックスは副交感神経が優位となるため、精神安定になります。そのため心労から解放されますので、身体の負荷の軽減に繋がります。20分から30分程度の昼寝も体力回復に効果的です。

免疫力の大切さ

規則正しい生活習慣をコンスタントに継続することが、免疫力の強化に繋がります。既往症がある場合は、無理をせず滋養に務めることで、免疫力の低下を補って下さい。

今は自己防衛することが、新型コロナウィルスの感染から身を守る最善の策といえます。

 

外出自粛時の過ごし方について

今、新型コロナウィルスの世界的猛威によって、私たちは苦境に追いやられています。私たちはこの現実を直視し、最善の対応をとることが、新型コロナに打ち勝つ最短の戦法だと思います。

三つの密(密閉・密集・密接)を避けるために、外出自粛を強いられていますが、私たちの身体は我慢することでストレスを溜め込むことになります。自律神経を必要以上に刺激することにより、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。交感神経の負荷が高くなることにより、イライラしたり、気持ちが鬱いだり、集中力が切れたりと、さまざまな心身の症状となって表出します。

セルフコントロールが上手にできる人もいれば、苦手な人もいます。非常事態宣言が長期戦になる予感の今、ストレスを溜め込まない独自の工夫を見つけましょう。

自然体で気分転換

1:一日のスケジュールを立てるひと工夫

メリハリのあるスケジュールを作りましょう。起床時間・食事時間・運動時間・娯楽時間・Study・テレワークなどテンポ(動・静)のある時間割を設定して、進めていきましょう。

2:起床・就寝時間を守る

起床・就寝時間はできるだけ守りましょう。人間の営みの基本は睡眠です。7時間から8時間の睡眠時間を確保しましょう。一日の3分の1は睡眠時間としましょう。滋養によって免疫力が高まります。バイオリズム(身体・感情・知性)の能率が一日の内で一番高まるのは、午前8時から12時までです。この間にStudyやテレワークを済ませましょう。午後は適宜テンポ(動・静)のあるスケジュールを当てるといいでしょう。

3:身なりに気遣う

自宅で過ごすとつい億劫になって、パジャマ姿やジャージで一日中過ごしてしまいがちですが、気持ちをリフレッシュさせる効果としては、お気に入りのカジュアルな装いで過ごすことが、気持ちを晴れやかにします。また、その日の天気にあわせたカラーの装いを考えることも気分転換になります。ポジティブ思考を心がけましょう。

4:肯定的な会話を心がける

自宅にこもることで、気分はふさぎ込み思考力は閉鎖的になります。ついつい嫌なことに意識が向いて、小言を言いたくなります。気分がイライラしだし、落ち着きがなくなり集中力が散漫になります。気分転換に外気を深呼吸して、遠方や上空に視線を移して下さい。そしてできるだけポジティブな会話を心がけることで、会話が弾み笑顔が生まれ気分は軽くなります。会話(コミュニケーション)をとることが大事です。

5:気分転換をする

お部屋のカーテンを開け、日光を取り入れ明るくしましょう。室外に近い状態にすることで、気分も開放的になります。部屋の模様替えや、家族で料理教室、巨大なジグソーパズルの制作、日曜大工などにチャレンジすることで、集中力が生まれ時間の経過が早くなります。「今日一日早かった」と思うスケジュールの組立が大切です。

6:規則正しい食生活

暴飲暴食を避け、バランスを考えた食生活を心がけ、定時に食事をとることを心がけることにより、健康的な日常生活が維持できます。ストレスからくる過食は禁物です。

ポジティブな思考

自粛自粛と自分に言い含めないで、「今は五里霧中だから、夢中になれることを見つけよう」と洒落っ気気分で、ポジティブに捉える事が大事です。また、生活リズムを守ることも大切です。

自責の念の解除方法について

過去の失敗に囚われ、いまだに後悔し続け、いつまで経っても頭から離れない。また、「同じ失敗を繰り返すのではないか」という恐怖心から消極的になり、前向きな気持ちになれない。そのような自分を嫌い責めることにより、自責の念が身体を支配します。また、思い詰めるあまり不眠となったり、集中力が無くなり根気が持続できなくなったり、気分がめいったりする徴候が出てきます。

自責の念を解き放つには

自責の念を解除して、前向きに生活できるようにするための考え方について記します。

自責の念は、自分を責める気持ち(固着した観念)を言います。真面目で実直な性格の人間に顕著です。それだけに苦しむのです。

一例をあげましょう。「自分としては精一杯やったことだったが失敗してしまった。」という自分がいる。「自分の失敗を認めますので、これ以上責めたり、追求しないで下さい。」というメッセージの裏面(深層心理)には、「自分は当然責められたり、追求される存在なのだ。」という前提条件が心理上無意識に存在します。

この前提条件が自責の念を生み出しているのです。ですから、この前提条件を解除することにより、自責の念から解き放たれるわけです。

そこで、「自分は当然責められたり、追求される存在なのだ。」という前提条件を逆転してみましょう。つまり、「自分は精一杯やったのだから、責められたり、追求されたりしないのだ。」「人事を尽くした結果なのだから、責められたりはしないのだ。そのことは皆理解してくれている。」というように考え方を入れ替えます。

更にそのことを、自分で自分に言い聞かせることにより自己暗示となります。プラス思考に持って行くことで、気持ちを楽にすることができます。

自分に言い聞かせる

「自分は精一杯やったのだから、責められたり、追求されたりしないのだ。」この言葉を反復することによって、確信を自覚できれば、自責の念を解除できることになります。固着した観念を払拭できます。

前提条件に固着しているのは、自分なのです。「自責の念と決別する」と決断することです。

自責の念に苦しんでいるあなたに寄添ってくれる存在がカウンセラーです。

カウンセリングによって、自責の念を解除することができます。自律訓練法は心理療法とあわせて役立ちます。

ドメスティック・バイオレンス(DV)について Part3

DV被害に遭った方々の支援関係機関について記します。

支援関係機関

【警察】

刑罰法令に抵触する事案については、被害者の意志を踏まえ検挙とする。

刑罰法令に抵触しない事案については、相手方への指導を行い、防止を図る。

被害者に対しては、適切な自衛措置及び被害発生を防止するための措置について助言する。

※緊急対応は、110番に通報または、最寄りの交番に駆け込む。

※相談は、都道府県の警察本部に設置されている『犯罪被害者の相談窓口』『警察綜合相談電話』で対応する。

【配偶者暴力相談支援センター】

配偶者暴力相談支援センターでは、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護を図る。

被害者及び同伴者の緊急時における安全確保及び一時保護対応。

自立して生活することを促進するための情報提供その他の援助。

被害者を居住させ保護する施設の利用についての情報提供その他の援助。

保護命令制度の利用についての情報提供その他の援助。

※お問合せは、『配偶者暴力相談支援センター』で検索すると、各都道府県市町村のセンターが出てきます。

※『婦人相談所』(厚生労働省HP)から検索すると、婦人相談所が出てきます。

 

DVは人権を侵害する問題

ドメスティック・バイオレンス(DV)は、人権を著しく侵害する重大な問題です。躊躇する事無く、一刻も早く通報することが最善の策となります。

また、被害に遭った方々の精神的疲弊については、PTSD心的外傷後ストレス障害となって、その後の人生にも悪影響を及ぼします。

カウンセリングを受けることで、心傷を癒やすことができます。正常な日常生活を取り戻すためにもカウンセリングは有効です。

ドメスティック・バイオレンス(DV)について Part2

Part1で記しましたが、ドメスティック・バイオレンスとは、配偶者や近親者から振るわれる暴力的行為(身体的暴力・心理的攻撃・性的強要)を指します。

被害者の心理状況

被害者の心理状況にはさまざまな要素が入り込み、DVから逃げることが困難になるケースが多いのです。

複雑な心理状況とは、先ず第一に恐怖感です。攻撃された恐怖感と共に、抵抗することで、更に攻撃されるのではないかという恐怖心から、その場から逃げ出すことをためらうのです。

第二に、経済的問題が頭をよぎります。専業主婦の立場では、経済的自立が困難という足かせから、関係を断ち切ることができないのです。

第三に、子供がいる場合はなおさらで、子育てを放棄して逃げ出す決断ができないのです。

第四に、世間体です。周囲からDVであることを知られたくないという、防衛意識が働きます。世間から色目でみられたくない、哀れみの目で見られたくないという意識からです。

第五に、絶望感です。もはや逃げ場がない。誰にも相談できない。ただただ堪え忍ぼうという、厭世観に支配されてしまうのです。

【被害者の精神的ダメージ】

度重なるDVにより、被害者の精神状態は疲弊します。精神状態が不安定となり、情緒が安定しませんで、不眠・鬱・食欲不振・動悸めまいなど身体に異変が表出します。また、PTSD心的外傷後ストレス障害となって、DVの残像を引きずることにもなります。

鬱病になる要因割合は、4割からDV被害者の場合は6割と増加します。PTSD心的外傷後ストレス障害になる要因割合は、3割からDV被害者の場合は8割と急増します。また、精神的に自殺傾向・不安障害・アルコール依存・薬物乱用・思考混乱・自信喪失・自責の念・人間不信などに陥るケースが多く見られます。

【DVによって家族に与える影響】

正常な日常生活に支障をきたします。当然、子供がいる家庭では、子育てにも支障をきたしますので、子供の健やかな成長にとって悪影響となります。子供の目の前で、DVがあった場合は、子供の心理に大きな残像(生育歴)として残るため、子供の健やかな成長にとって、心配の種を蒔くことになります。どういうことかというと、怖いのは暴力を用いることを無意識に学習してしまうことで、DVを容認してしまうことです。

【我慢ではなく、速やかにSOSを出す】

泣き寝入りするのではなく、速やかにSOSを出して避難することです。子供がいる場合は、実家に一時預かってもらうことです。また、支援関係機関に報告することです。

【精神的サポートとしてのカウンセリング】

カウンセリングを受けることで、カウンセラーが被害者に寄添い、心傷を癒やすことができます。正常な日常生活を取り戻すためにも、カウンセリングは一助となります。

 

DV被害者への支援

この様なDV行為を許してはいけない社会の規範を硬く構築していく必要があります。また、法による弱者への擁護が絶対条件であり、セイフティーネットとなるように手厚く保護することが求められます。

次回Part3では、DV被害に遭った方々の支援関係機関について記します。

ドメスティック・バイオレンス(DV)について Part1

ドメスティック・バイオレンスとは、配偶者や近親者から振るわれる暴力的行為を指します。

国は、暴力の防止及び被害に遭った人たちの保護・擁護を目的とした、【配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護などに関する法律】を制定しました。

DVの相談件数から解ること

 この法律は、男性・女性問わず被害に遭った人たちに適応されます。しかしながら、現実には女性が被害者となるケースが圧倒的に多いわけです。

DVは、被害に遭った女性の人権をことごとく侵害する大きな社会問題であり、女性の尊厳を奪う卑劣な行為を許すわけにはいきません。勿論、男性の被害者にあっても同様です。

次に紹介するデータは、内閣府男女共同参画局によるデータです。(男女間における暴力に関する調査より転載)

【1:配偶者暴力相談支援センターにおける相談件数】

2002年35,943件

2003年43,225件

2004年49,329件

(中略)

2010年77,334件

2011年82,099件

(中略)

2014年102,963件

2015年111,172件

2016年106,367件

2017年106,110件

2018年114,481件

2002年から毎年DVに関する相談件数は、右肩上がりで急増していることが確認できます。2016年・2017年に件数が若干降下しますが、2018年には再び件数が増えました。

【2:警察における配偶者からの暴力事案等の相談等件数】

2001年3,608件

2002年14,140件

(中略)

2011年34,329件

2012年43,950件

(中略)

2017年72,455件

2018年77,482件

こちらのデータでもDVに関する相談件数は、右肩上がりで急増していることが確認できます。

配偶者からの身体に対する暴力の相談等を受理した件数です。

上記1,2どちらの相談件数も近年非常に急増していることが確認できます。

【3:アンケート調査による被害経験】

*配偶者(事実婚や別居中の夫婦、元配偶者も含む)から《身体的暴力》《心理的攻撃》《経済的圧迫》《性的強要》のいずれかを1つでも受けたことがある。

女性1366人 ・何度もあった13.8% ・1,2度あった17.5% ・全くない66.9% ・無回答1.8% 【あった31.3%】

男子1119人 ・何度もあった4.8%  ・1,2度あった15.1% ・全くない78.9% ・無回答1.2% 【あった19.9%】

【まとめ】

圧倒的に、女性の被害が多いことが確認できます。その理由としては、①男女平等・機会均等・共同参画の世の中にありながらも、社会通念である男尊女卑が潜在的に根ざしています。②経済的に夫の扶養としての弱者の立場です。③体力関係において劣勢である。というような構造の問題が横たわっています。

 

ドメスティック・バイオレンスは絶対にあってはならない

この様なDV行為を許してはいけない社会の規範を硬く構築していく必要があります。また、法による弱者への擁護が絶対条件であり、セイフティーネットとなるように手厚く保護することが求められます。

カウンセリングでPTSD(心的外傷後ストレス障害)を克服することが可能です。

次回Part2では、被害者の心理状況などについて記します。

スローライフのすすめ

「流れに乗り遅れるな」知らず知らずのうちに渦中に飲み込まれ、自分を見失うことはありませんか。気づいた時には、心身ともに疲弊して精神疾患に陥ってしまう。自分の日常生活を振り返る暇も無い。そんな現実の中で、もがいている方は多いのではないでしょうか。

スローライフが人間回帰の切り札

現代の時の流れの中で、スローライフが人間回帰の切り札になっていることをご存じですか。時間に追われること無く、ゆったりとした気持ちで、人生を丁寧に過ごそうという考え方が、唱えられてきました。とは言うものの、現実の社会の中でそれを実行することは難しい話です。ひと昔前は、定年になったら、ゆっくりと趣味を楽しみながら、静かな余生を送ろうということが現実可能でした。ところが今は、人生100歳時代に入ろうという長寿時代で、老老介護が定年後の人生に立ちはだかるのです。いつになったらスローライフを実現できるのでしょうか。

【スローライフの実現に向けて】

①スローライフを小さく実行して、少しずつ大きくしていくことが大事なことなのです。先ずは、今の自分の生活スタイルを見つめることです。どこが窮屈なのか!どこが慌ただしいのか!どこが息苦しいのか!フィードバックしてみましょう。

②次に、ゆったりとした隙間をとるべき方法を考えましょう。はみ出した部分は切り捨てましょう。つまり、100㏄入りのコップに110㏄の水は入りません。この考え方で、生活スタイルを見直すことが大事なことです。気持ちにゆとりを持たせましょう。隙間とはそういうことです。欲張らないことが大事です。

 

スローライフは、心に活力が宿る人生のスタイルです

【自分の生き甲斐を確認】

自分の人生の生き甲斐を優先順位付けしてみましょう。出世欲や物欲や金銭欲を切り捨てることが、スローライフを実現する発想には大事なことです。

前述しましたが、「流れに乗り遅れるな」ではなく、マイスタイルを貫いて、マイタイムをつくり出すことに努めてほしいと思います。

【スローライフ初めの一歩】

スローライフを小さく実行して、少しずつ大きくしていくことが大事なことと記しましたが、初めの一歩として、24時間の中でたったの1時間、ゆっくりと時が流れる空間に身を委ねられるように努力してみて頂きたいものです。

感受性や情緒性という精神的な豊かさを育んで下さい。

時に流されるのではなく、時をコントロールしていくことが、スローライフを実現するために大事なことです。

自分の時間軸を作って下さい。

子供を真っ直ぐ伸ばす極意について

ここでは子供の健やかな成長を育むための極意についてお話しします。人間にとって大切な物とはなんでしょうか。私は精神面の涵養がどれだけ醸成されているかということだと思います。慈しみ・優しさ・寛容・思いやり・理性など、人間として、一つとして失ってはいけない心の礎です。子供にいかに接すればいいのか!その答えは、「自己肯定感を育む」ということです。子供が親に信頼されているという自覚を持たせることなのです。

自己肯定感を育むための手法とは

では、自己肯定感を育むための手法はいかにするべきなのかということですが、何か一つ子供に託してみましょう。子供を信用することで、その親の気持ちが子供に伝わるようにすることです。子供は親から信頼されているという確信を得ることで、安心感が醸成されます。親の信頼に応えようという前向きな気持ちになります。そこに親と子の双方向の信頼関係が育まれます。親は子供の努力に対して、評価してあげることが子供の心に呼応します。ここに子供の自己肯定感が芽吹きます。

特段難しい手法ではありませんが、現実にはなかなか実行できないのです。その理由は、一つは、親が共働きで、子供と接する時間が少ないことがあげられます。親子のコミュニケーションをとる時間が限られ、係わりが少ないためです。二つ目は、子供は塾通いで、家庭で過ごす時間が限られます。つまり親も子も家庭の中でゆっくりと向き合う時間がとれないために、子供に何かを託すことができません。子供の情緒を育む芽を摘んでしまうのです。「さっさと勉強しなさい」という愚痴が出てしまう。これでは自己肯定感を育むどころか逆に、親への不満や反抗心が表出してしまいます。

大切なことは、存在の価値観なのです。子供は、自分の存在が価値あるものと受止めることにより、親への尊敬の気持ちを糧に真っ直ぐ成長していきます。両親の元に生まれて良かったという安堵感・敬愛感が自己肯定感に移行します。子供は自分の必要性を自信として真っ直ぐに成長していきます。歪むことはありません。

親は子供に対して、「お前がいないとだめなんだ!頼りにしているよ」という言葉をかけてあげることが肯定感のメッセージになります。家族の中でなくてはならない存在だという自負心を持たせることが大事です。そのことが、心の土台となって、自己肯定感を確立していくのです。前述で、お互いにゆっくりと向き合う時間が無い、コミュニケーション不足と記しましたが、限られた向き合う時間の中で、子供の話を聴いてあげるという粘り強い姿勢が親には必要で、心に余裕を持つことが大事です。

 

子供の気持ちを受止める

子供にとっては、親が受止めてくれたという喜びが生まれます。自己肯定感が生まれる重要な要因となります。思春期の難しい時期だからこそ、子供を否定するのではなく、肯定する言葉をかけてあげてほしいものです。

子供を真っ直ぐ伸ばす極意は、自己肯定感を育むことです。

男性と女性の更年期への理解について

更年期は、体内の性ホルモンの減少によって、心身に与える変化のことをいいます。男性では、テストステロンという男子ホルモンが減少しますし、女性では、エストロゲンという女性ホルモンが減少することで、症状が出てきます。

男性は女性に比べて、更年期の症状がはっきりと出にくいので気づきにくく、女性は、閉経によって、その症状が表出しやすいのです。年齢的には、男女共に40代中頃から50代に更年期が表われます。

男性と女性の更年期症状の違い

男性と女性では症状も若干異なります。

男性は、精神的不安・不眠・気持ちが落ち込むといった症状が主ですが、精力減退による勃起障害の症状が起こる場合もあります。

女性は、ほてり・発汗・のぼせ・頭痛・肩こり・疲労感・気持ちが落ち込むといった症状が主です。

男女共に共通する症状としては、鬱症状(気持ちが落ち込む)があげられますので、更年期による鬱的症状なのか、精神疾患による鬱病なのか診断を明確にする必要があります。医療機関での診察をお勧めします。

【治療】

専門医療機関で、男性・女性共にホルモン補充療法によって治療します。

 

大事なことは心のケア

更年期により精神的動揺が生じてきますので、更年期への理解と精神的サポートが大事です。更年期は長期間にわたっての症状ですので、本人が一番辛いわけで、夫婦が互いの更年期を互助しあうことが大切です。

また、精神的にネガティブになる傾向が出ますので、日常生活でストレスが発生し夫婦関係がうまくいかなくなったり、自律神経が乱れ体調不良となり仕事に支障が出る。いらだち感や心労といった精神的に不安定となりますので、心理療法もまた一助となります。カウンセリングを受けることで、心の支えが生まれ、理解者を得ることで、更年期を乗り越えるエネルギーとなります。

そもそもストレスって何でしょう

今や日本人からストレスを切り離すことはできません。「ストレスが溜まる」「ストレスを感じる」普段無意識に口癖の様につぶやくストレスの正体は何でしょうか。

ストレスは心身に与える外的圧力

平たくいいますと、心身に外からの刺激が加わったときに生じる圧力(軋轢)ということです。圧力を受けると心身に刺激が加わり、肉体的または精神的に歪みが生じるのです。例えば、動悸・肩こり・頭痛・不整脈・不眠・不安・めまい・高血圧など身体に症状が表出します。また、精神的には不安・恐怖・消沈・鬱などを発症します。

ストレスは、心身に対して負の要素(心配事)のみに表出するものではありません。実は正の要素(喜ばしいこと)にも起こります。例えば、「期待に応えなければいけない」というプレッシャーがストレスに変化します。

人間の身体は常にストレス(外的圧力)を感じています。その時に人間の脳は、無意識にストレスを解消しようと、エネルギーを消費しストレスの軽減に努めますが、放っておくと、そのエネルギーを使い果たし枯渇してしまいます。そうなると、心身に前述したような症状が表出してきます。ですからエネルギーは枯渇する前に充電することが大事です。

私たちは、「ストレス解消だ!」といって、自分の嗜好を無心になって行うことがあります。気分がすっきりして、清々しい気持ちになり、心が解放され軽くなります。これがエネルギーの充電ということです。

エネルギーの充電が要領よくできる人ほど、ストレスには強い人ということになります。

 

大事なことは

ストレスとは、心身に与える圧力ということです。その圧力を押し返そう、歪みを直そうと脳は無意識に指令をだし改善しようとするために、エネルギーを使うのです。人間には自律神経が働いており、起きているときは交感神経がフル稼動しています。しかし、心身を酷使して限界を超えて稼動し続けると、人間の心身は疲弊しエネルギーは枯渇します。そのため、人間は睡眠をとり心身に休憩を与えることで、交感神経から副交感神経にギアチェンジして心身にエネルギーを充電するのです。つまり、睡眠は大切なエネルギーチャージタイムということになります。

エネルギーを充電するセルフケア(心と身体が心地よいと感じること)を心がけることが心の安定のためには欠かせません。

今、あなたの心身のエネルギーは充電されていますか。なかなか上手に充電ができない方は、カウンセラーに心を支えてもらうことで、心のエネルギーを充電できます。

 

慢性疲労症候群について

慢性疲労症候群は、単に疲労の蓄積による肉体疲労とは異なります。長期にわたり強い疲労痛が続き、十分な睡眠や栄養補給をとっても疲労が回復しません。半年以上疲労痛が続く場合は慢性疲労症候群を疑ってみて下さい。

慢性疲労症候群の3つのシグナル

 

【症状としては】

身体の痛み・発熱・疲労の3つですが、それに伴って脱力感や不眠また注意力散漫などの症状も出てきます。

【原因としては】

慢性疲労症候群と原因については、現在はっきりしていません。現在解っている要因として①ウィルスや②ストレスが考えられます。①では、インフルエンザの感染で発症した事例も確認されています。②では、心身に負荷がかかり、ストレスから自律神経が乱れます。肉体的・精神的疲労が蓄積することにより、身体の抵抗力・免疫力が著しく低下することにより発症するようです。

【診断の手順としては】

体調がすぐれず疲労痛がある場合は、初めに内科を受診します。そこで原因がはっきりしない場合は、心療内科を受診します。実は、慢性疲労症候群は、鬱病と判別がつきにくい疾患のため、正確な診断により適切な処方薬と治療が求められます。年齢的には20代から50代という勤労者に顕著です。また、男性より女性に多いのが特徴です。

【2通りの治療方法】

1つは、薬物療法です。専門の医師により適切な処方箋によって治療することが求められます。(ただし、現在専門の医師は多くありませんので、病院は慎重に選ぶことが求められます)

2つは、心理療法です。カウンセリングによりストレスとなっている原因を探っていきます。認知行動療法は一つの方法ですが、その他の療法を駆使して精神面の緩和を行います。

大事なことは予防です

第1に、日常の生活習慣を見直すことが大事です。規則正しい生活サイクルを心がけることです。当たり前のことですが、現代社会のシステムの中ではその当たり前のことができないのが常です。(慢性疲労症候群は1980年代に確認された疾病で現代病です)

第2に、ストレスを溜めないようにすることが大事です。カウンセリングは心の癒やしにとって大切な手法になります。

ロスジェネ世代~7040問題について

バブル崩壊後の就職氷河期に社会に巣立った世代(1970年代から1980年代に生まれた人々)の呼び名を、ロストジェネレーションといいます。この世代は企業における求人が限られたために、多くの人々にとって希望通りの就職がかなわなく、やむなく非正規雇用に甘んじ、今も不安定な雇用の中で生活を余儀なくされている方が少なくありません。優秀な人材でありながら、景気低迷期のために希望通りの就職(夢)が叶わなかった人々がこの世代には非常に多いのです。

厳しい現実とは

現在、30代後半から40代後半という、本来であれば働き盛りで企業の中堅をになう年代である人たちが、現実には、厳しい雇用状態に直面しているのです。

例えば、非正規社員のため身分が不安定で低賃金である。そのために親元からなかなか独立できない。経済的余裕がないために結婚を諦めるなど。

現在、ロスジェネの問題は、深刻な政治問題に発展しています。ロスジェネ世代の親は、60歳中頃から70歳代で、定年退職後の年金生活に入っています。近い将来介護の必要な年代に突入します。上記の現状でロスジェネ世代が親の介護を支えていけるのでしょうか。不安がよぎります。

また、非正規雇用で低賃金となると、生活基盤が不安定なため、家庭を持つことにも躊躇してしまう。となると、ロスジェネの世代の婚姻率が下がるということは、おのずと出生率が下がりますので、ますます少子化に拍車がかかってくるのです。社会構造に歪みが生じます。

また、正規・非正規の格差社会が顕著なため、勤労意欲の低下に伴う、中高年の引きこもりや、将来への不安から精神疾患を患い鬱病になり、長期休職や退職に追い込まれるケースも出てきますので、社会復帰がままならない方々も多くおります。この様に、現在深刻な社会問題となって顕在化しており、これが7040問題(70歳の親と40歳のロスジェネ世代の子)ということです。

【精神面のサポート】

ロスジェネ世代が抱えているさまざまな課題の内、雇用制度などのセイフティーネット対策については、国策によるところですが、国は遅まきながらようやく重い腰をあげ対策に乗り出すようです。

一方、ロスジェネ世代の精神的課題については、カウンセリングの果たす役割は大きいと考えます。ロスジェネ世代の方々が乗り越えようとしている課題に対して、理解し共感して精神面の不安に対するサポートができる精神的支柱となる立場の一翼をカウンセラーが担うことになります。

バブル崩壊・リーマンショックを誰が予測し得たでしょうか。誰もいなかった。たまたまこの就職氷河期に、社会に巣立った若い世代の人々が遭遇し、その渦中に飲み込まれたのです。

一刻も早く、ロスジェネという呼び方がなくなる社会にすることが急務です。

 

カウンセリングは不安を抱える皆さんの支援となります

引きこもり~社会復帰への道筋

何らかの原因により、対人関係・社会生活から隔絶した状態を指します。

引きこもったきっかけ

引きこもりの年齢は幅広く、10代から各年代にまたがっています。

10代で引きこもりとなった要因としては、いじめや学校不信、親子関係といった要因があげられます。

20代以降は、職場での人間関係や失業、リストラでの自信喪失といった要因があげられます。

定年後は、目標がなくなり、無気力状態から引きこもるケースがあげられます。また、大切な人を失うことで、喪失感や失意の念から生きる目的を失い、引きこもることがあげられます。

【引きこもる期間】

人により引きこもる期間には差があります。短期で復帰するケースもありますが、長期10年20年と長期に引きこもるケースもあります。

【引きこもる心理】

引きこもる人の心理はデリケートで、人間不信・逃避・隔絶・対人恐怖症・外出不安・自信喪失・厭世観・依存症・性格・PTSDといったさまざまな精神的要因が反映します。また、精神疾患(統合失調症・気分障害・鬱病・適応障害・発達障害・パーソナリティー障害)を伴う場合が有り、適切な対応(薬物療法や心理療法)が求められます。

【社会復帰への準備】

第一に、引きこもっている本人の「復帰への意志」確認が必要です。慌てず丁寧に、ゆっくりと本人とコミュニケーションをとって、意志の確認をすることです。引きこもっている本人と唯一コミュニケーションのとれる人を、家族の中から、または、第三者から適任者を探すことです。

第二に、市町村の自律支援センターに相談しましょう。また、地方自治体に設置されている、精神保健福祉センターに相談することもできます。公共の職業訓練サポートにおけるハロートレーニングを受け、また、同じ境遇の人たちによる集い、引きこもり家族教室のような、お互いの苦しい心境を理解し合う場に参加することも、大事な社会復帰への第一歩となります。

第三に、カウンセリングを受けることにより、身内には話したくないことを、カウンセラーに打ち明けることで、心のより所(サポート)を得ることができます。身内の方ですと、つい感情的に対応しがちになるケースがあるため、逆効果となることがあります。

【社会復帰を支援する心得】

前項で記しましたが、引きこもっている本人の意志の確認を怠ってはいけません。その上で、本人が社会復帰を望むのであれば、惜しみなく社会復帰のための支援をしてあげましょう。

勿論いきなり社会復帰といっても、心身の準備が整っていませんので、できる範囲を見定めましょう。本人の望むことを確認することが大事です。

ゆっくり時間をかけて復帰に向けてウォームアップすることを心がけてください。

一方で、引きこもった状態に対して、無理に復帰させようと仕向けることは逆効果ですし無理です。社会環境順応という免疫力が低下しているわけですから、本人に懐疑心を増幅させるだけのことにもなりかねません。ますます心を閉ざしてしまうことになります。引きこもり状態が長くなればなるほど、社会復帰が困難になります。

大切なことは、原因の究明に止まらず、現在のおかれている状況から抜け出せない障害物を一つ一つ取り払うことです。引きこもっている人が一番苦しんでいるのです。その心境を理解し、長い目で社会復帰する第一歩を踏み出す支援をすることです。

 

焦らず復帰する意志を待つことも大切な支援の一手段です

被災した場合の心のケアについて

9月の台風15号、10月の台風19号により、お亡くなりになられた方々に心から哀悼の意を表わすとともに、被災された皆様に、こころからお見舞い申し上げます。

被災者への心のケア

 

9月の台風15号、10月の台風19号と立て続けに関東甲信越・北陸・東北地方を襲来、記録的暴風雨によって甚大な被害が出ました。多くの方々が被災され、生活が脅かされています。復興にはかなりの時間がかかります。未曾有の豪雨により、冠水した市町村の地域では、消防・警察・自衛隊、また、民間ボランティアによる復興のためのさまざまな救済活動が昼夜を徹して行われています。

【過去の教訓】

2011年3月11日に発生した東日本大震災被災地での教訓から、被災後の対応として、第一に被災状況の確認・安否確認・人命救助、第二に被災された方々の心のケアの対応です。

【心のケア】

一瞬にして生活が破壊されてしまうのですから、人間の心は疲弊憔悴します。周囲の誰もが同じ境遇に置かれ、精神的に不安定となり、恐怖心が襲ってきます。不眠・十分な栄養がとれないことから、体力も落ち神経が高ぶりイライラ状態となり、また、気持ちが落ち込み神経衰弱に陥り、絶望感に苛まれます。

被災された直後は、全てが混乱状態ですので、この様な状態におかれた方々をケアするセイフティーネットが整っていませ。従って、心のケアが後回しになってしまうのです。

【被災状況の中でどの様に対応するか】

「この様な精神状態におかれているのは、自分一人ではない。周囲の人たちも同じ境遇なのだから、励まし合っていこう。」という連帯意識を持ちましょう。

気持ちがふさぎ込むことで、会話はなくなります。不安が心の中に鬱積することで、息苦しくなりますので、身近な人と会話をしましょう。お互いの思いを話し聞くことで、心の鬱積した不安や恐怖心を共有しましょう。少しは和らげられます。できるだけコミュニケーションをとるということです。

被災された方々の精神的ダメージは深重異なります。他者への気配りを心がけ、言葉を選び穏やかに思いやりのある会話を心がけることが肝心です。被災した方々の心的外傷は大きく、すぐに立ち直ることは難しいのです。互いに励まし勇気づける言葉を交わすことが大事です。

【カウンセラーに相談】

被災された方々の精神的疲弊は、一筋縄では治癒できません。人としての尊厳が損なわれる事態に遭遇した後に、PTSD心的外傷後ストレスとなって、さまざまな精神的痕跡を残します。例えば、フラッシュバック(被災状況が蘇る)、回避(被災した場所に戻れない)などです。

特に被災した直後には、急性のASD(ストレス)PTSD(パニック)に陥りやすいので、カウンセラーに心の悩みを話し寄添ってもらうことで、孤独感から解放されますし、精神的安定を維持することができるでしょう。

 

心の安寧をお祈りしております

夫婦間のモラハラについて

深刻な夫婦間のモラハラ

【モラハラとは】モラハラとは、モラルハラスメントのことですが、主に人間として理不尽な行為を言います。DVは主に暴力行為を指しますが、モラハラは、暴言・中傷・束縛・無視といった精神的行為を指します。夫婦喧嘩で口論になることはよくありますが、それは一過的なことで、時間が解決してくれます。ところが、モラハラは、日常恒常的に暴言・中傷・束縛・無視を執拗に繰り返す病的行為なので、被害者を精神的に追詰め、苦しめるのです。従って、モラハラは明らかに精神的暴力・精神的虐待といっても過言ではありません。

【夫婦間のモラハラ】

結婚以前は、お互いに好意を持ち尊重し合って信頼を確認し、やがて、永久の愛を誓い夫婦として結ばれます。結婚後、夫・妻どちらかにモラハラ行為が表出する事は、夢にも思っていなかったことでしょう。人間はその本性(裏面性)を表わさないものですし、人に自分の欠点(短所)を気づかれないように(防衛反応)振る舞うものです。夫婦間のモラハラの加害者・被害者の立場は、夫・妻どちらにも当てはまります。

【モラハラ夫の性格】

暴言中傷・自己擁護・責任転嫁・ネガティブ思考・嘘つき・善人ぶる・無視・自己正当化・表裏二面性・嫉妬・束縛欲・依存症などの性格の持ち主で、モラハラ行為が恒常的に表出します。

【モラハラ妻の性格】

自己正当化・外面良妻賢母・独裁支配欲・虚偽癖・暴言中傷・わがまま自己中・神経質・自己擁護・実家依存症などの性格の持ち主で、モラハラ行為が恒常的に表出します。

【モラハラ行為の特徴】

前述しましたが、モラハラは、言葉や態度で対象者を精神的に追い込み、しかも長期的に日常恒常的に繰り返す、精神的暴力・精神的虐待行為です。この行為により被害者は、精神的に追い込まれ、逃げ場を失い、ストレスや恐怖から、迷走神経反射を起こし、めまい・過呼吸の症状から失神する事もあります。また、精神疾患を発症する事態に追い込まれます。

例えば、加害者から話しかけられた言葉に被害者は素直に応答しただけなのに、「何でそんなことを言うの・・・」と切り返され、応答したことを責め立てられます。加害者の言葉に被害者は応えに窮すると、「何で返事をしないの・・・」と揚げ足をとり、更に「無視するなよ・・・」とたたみ掛けるように責め立てるのです。それがエンドレスで繰り返されるのです。この様な言葉による精神的威嚇行為を日常恒常的に繰り返すのが、モラハラの特徴です。

【緊急な対応が肝心】

モラハラが長期にわたり繰り返されることにより、被害者は精神的疾患に陥ります。鬱病はその典型です。一刻も早く対策を講じることが賢明です。加害者との距離をとることが必要です。ただし、夫婦に子供がいる場合は、子育てがあるので、そう簡単な話ではありません。その場合は、実家の両親や法的機関(弁護士)に相談することが賢明な対応です。

また、精神的においつめられ心が苦しくなる前に、カウンセリングを受けることで、カウンセラーの共感を得ることです。孤立しないように、鬱になる前に心のケアを心がけて下さい。

お問合せお待ちしております。

急増するモラハラについて

モラハラ対策

【モラハラとは】モラルハラスメントのことを略してそう呼びます。モラルとは、人としての理性・道理・倫理・規範であり、人として踏み外してはいけない行為を言います。ハラスメントは、嫌悪を意味します。つまり、他者に対して、嫌悪的行為を繰り返し行うことを言います。

【ハラスメントの種類】

●●ハラスメント言われる行為は、実に30種類以上に及びます。恐ろしいかぎりです。いかに現代社会及び人間の心が病んでいるかが伺え知れます。

私たちが周知しているハラスメントとしては、セクハラ・パワハラがありますが、その他にも、セカハラ(セカンドハラスメント)・アルハラ(アルコールハラスメント)・ジェンハラ(ジェンダーハラスメント)・リスハラ(リストラハラスメント)・ドクハラ(ドクターハラスメント)・スクハラ(スクールハラスメント)・キャンハラ(キャンパスハラスメント)など拾い上げたらきりがありません。全て病的な嫌悪的行為です。

【セクハラ・パワハラの行為】

勤務している会社等で行われる、職務上の上司から部下に対して嫌悪的行為(暴言・暴力・職権乱用)を行うことです。これにより被害者は、精神的ダメージを受け、出勤できなくなる事態にもなります。最悪、退社という結末になります。

【モラハラの行為】

モラハラは、主に家庭内の夫婦間・親子間・配偶者間、または、恋人間・会社の同僚間・部署間などで、暴言・罵倒・威圧的態度・責め立てる・束縛・無視・冷笑・洗脳など、精神的に追い詰める嫌悪的行為です。陰湿な加害者の異常ともいえる精神構造があぶり出ます。

【モラハラ対策】

日常恒常的にモラハラを受けた場合、精神的ダメージにとどまらず、身体的にもダメージを受けます。心身の疲労衰弱により、心の動揺が表出します。我慢するのではなく、一刻も早く然るべき機関に告白する事です。その前段の対策として、モラハラ行為の証拠物を握っておくことです。録音テープや動画・記録メモ・メール履歴などは重要な証拠物となります。

然るべき機関とは、法律事務所(弁護士)に相談することです。行政機関ではなかなか動いてもらえないので、法の力を駆使することが、賢明な対応です。また、精神的ダメージ(PTSD心的外傷後ストレス)の心配がありますので、専門医(心療内科)を受診することをお勧めします。あわせて、カウンセリングによる心のサポートを受けることも心の安定と回復にとって、大事なことです。

【大事なことは・・・】

日常潜在的に行われているモラハラ行為。これにより精神的苦痛を受けている方々が急増しています。まさに病的ともいえる成人の嫌悪的行為です。しかも他人に対してのみならず、身内(配偶者)に対して執拗にモラハラが繰り返されている現実があります。

被疑者が我慢していると、精神的に追い詰められて行くことは目に見えています。被害が大きくならないうちに、一刻も早く然るべき機関に告白する事が大事です。身の安全を守ることを最優先して下さい。

次回は夫婦間のモラハラについて記します。

モラハラを受けていると感じた時は、カウンセラーに心の苦痛をお話す下さい。お待ちしております。

 

社会問題化するワーカホリックについて

仕事中毒の弊害

 

今や社会問題化しているワーカホリックをご存じですか。

仕事に熱中するあまり、家庭を顧みず仕事漬けの生活を繰り返す勤労者のことです。

ワーカホリックは造語で【仕事中毒】のことを意味しています。

【病的な精神状態】

常に仕事のことが頭に固着し、会社に居ることで、安心感と充実感、達成感に酔いしれている病的な精神状態となります。会社・仕事に依存した状態のことを指します。逆に、家庭にいると不安感や心配症、罪悪感を抱き、居ても経ってもいられず「この様な状態でいいのか」というように、自責の念に駆られる精神状態となります。

重症になると、休日にもかかわらず、出勤して仕事をしたり、今日のノルマを達成したにもかかわらず、残業をしたりすることで、ハードワークに多幸感・高揚感を覚えるような精神状態をきたします。たとえて言うならば、ランナーズハイに類しています。

【本人は無自覚】

やっかいなことに、本人にワーカホリックという自覚がないことが問題なのです。本人にとっては、仕事第一優先、仕事をしている時が唯一至福の時間ですから、長時間労働は当然のことと認知しているわけです。

【迷惑危害は家族にいく】

ワーカホリックにより迷惑を被るのはその家族です。家族との団欒はなくなり、コミュニケーションは失われます。ワーカホリックを続けることにより、健康にも弊害をきたします。つまり悪循環【負のスパイラル】により、末路は家庭崩壊ということになりかねません。

【ワーカホリックに陥る人の性格とは】

ワーカホリックに陥りやすい性格としては、【負けず嫌い・わがまま・独りよがり・昇進願望・出世欲・見栄っ張り・対抗意識・強迫神経症】などがあげられます。

例えば、自分の仕事量がMAXであっても、「自分がやります」と名乗り出て、仕事を更に抱え込みます。本人にとっては仕事が次から次へ増えることで、充足感を得るわけですが、実は無意識のうちにワーカホリックに陥っているのです。

【ワーカホリックの特徴】

1】仕事中毒、仕事依存症という、仕事から我身を切り離すことができない精神状態に陥っている。自分にとって仕事が全てという精神状態。

2】自分で仕事をあれもこれも抱え込み、仕事に熱中することで、充足感を得る精神状態。

3】仕事をすることこそ、最高の喜びであり、人間としての最高の時間であるという観念。

4】自己中心的で、周囲の人々を巻き込んでいることすら、全くお構いなしという無自覚状態。

5】自分さえ満足であればそれで全て良いという観念。

今日本では、働き方改革が行われていますが、そんなことはお構いなしに、ワーカホリックにどっぷりと埋没している人がいるという現実。
過労死に至る前に気づいてほしいと願っています。

一呼吸立ち止まって、我身の現状を鏡に映してみた時、もしや自分がワーカホリックでは?と思った時は、カウンセラーに相談して下さい。お待ちしております。

 

幼児児童虐待【負のスパイラル】について

虐待が虐待を生み出す

 

親による幼児児童虐待が後を絶ちません。実に悲しい出来事です。なぜ、このような残酷な行為が繰り返されるのでしょうか。その一つの断面を検証してみましょう。

【虐待が虐待を生み出す負のスパイラル心理メカニズム】

生まれてから、親と認識できるまでには長い時間がかかります。親は子供の面倒を愛情を持って育み、子供はその愛情で刷り込まれ自分の親であることを認識していきます。

【悪しき例として】

子供の目の前で、父親が母親を繰り返しDVし、その光景を日常子供が目撃し続けたらどの様になるのでしょうか。まだ子供は何が善か悪か見境がつかない年齢です。初めはその光景を見て、当然ながら子供の精神状態は混乱し、心理的ダメージを受けます。ところが、恒常的にその光景を見続けることにより、日常のありふれた行為と認知し、相手を従わせるという行為であるという認知が子供に刷り込まれてしまうのです。つまり、子供はDVを善として行う行為として認識してしまうのです。

【児童虐待は、負のスパイラルとなって表出する】

子供の頃に、親から虐待を受けた子供達は、その行為を何とかやめてもらおうと必死になって、親に気に入られようと指示に従い務めるように、無意識に刷り込まれていきます。やがて、子供は成長し、親の立場と逆転(力関係)し、負のスパイラルが起こる要因となります。被害者として虐待を受けた子供は、やがて大人になり、子供の時に虐待を受け、親の言うことに従うという刷り込みから、今度は自分が加害者となって、虐待を繰り返してしまうのです。恐ろしいかな、まさにこれが負のスパイラルです。勿論、全ての被害者が加害者になるという事ではありません。

【悲しい負のスパイラル】

DVの加害者は、フィードバックすると、実は子供の頃に虐待を受けた過去を持っていることが多く、その可能性(要因)があると言うことです。幼児児童虐待・高齢者虐待・配偶者虐待など、さまざまな事象となって表出します。

子供の時に受けた心理的ダメージが刷り込まれ、姿を変えて表出する。その姿とは、虐待という繰り返しになって、またも悲劇を生みだす可能性が生まれると言うことです。

【対応】

悲惨な虐待を防ぐためには、何より早期介入の手立てを確立する事です。例えば駆け込み寺ともいえる児童相談所ですが、あまりにも消極的な対応しかできない状況ではないでしょうか。法的権限を付与することで、児相職員が積極的に立ち入り介入する事ができるような法の擁護を検討することが、急務であると思います。一方で、暴力・虐待の負のスパイラルを断ち切るためのサポート・ケアをする事が最も大事なことではないでしょうか。

自分に不安をお持ちの方は、是非ともカウンセラーに相談することも一助となりますので、勇気を持ってお問合せ下さい。

虐待の負のスパイラルが起きないような社会制度の整備が急務です。

 

 

子供の心模様~9月2日に向けて

自殺の多い一日

 

9月2日は、2学期始業式です。友達に会える楽しい一日だと思います。ところが、近年では、子供の自殺の多い一日でもあるのです。毎年100人以上の子供達が自らの命を絶っているという、悲しい日となってしまいました。その原因を探ってみましょう。

【原因】

1学期の学校生活におけるストレス状態から、1ヶ月に及ぶ長期休みに入り、子供達の心はホット解き放たれます。緊張感から開放感へ、心身ともにリラックスできる空間時間です。ところが、夏休みも終わりが近くなる時期になると、子供達の心は再び緊張しストレスが溜まってしまうのです。

なぜかというと、1学期に学校でうけた“いじめ”や“嫌がらせ”、“仲間はずれ”、“成績の優劣”など、再び訪れるであろう心身への重圧が心にのしかかるためです。

【子供の症状】

夏休みが終わりかける時期になると、子供達の心身に変化が現れます。腹痛・下痢・不眠・朝起きられない・頭痛・発熱・食欲不振などです。また、表情も生気がなくなり、うつろな目つきになります。

そして、子供の一言です。「学校に行きたくない」とぽつんと言うのです。

まさしく、9月病のサインが子供から発信されました。

この時に、親が子供のサインを受止めるか、見逃すかが、その後の子供の運命を分けることになります。

【親の対応】

我子が突然「学校に行きたくない」と言ってきたら、親としてどの様な言葉を返しますか・・・・・・・・・・。

“学校は絶対に行かなければいけない所ではない”という事を、是非念頭において頂きたいと思います。固定観念を無くすことです。

【親はセイフティーネット】

我子が「学校に行きたくない」と訴えた言葉は、親へヘルプを求めているのです。それに対して、親が突っぱねてしまったら、当然子供の居場所がなくなりますね。子供にとって親は最後の砦なのです。守ってあげられる唯一の存在なのです。

【手立て】

子供が追い込まれたら、逃げ場をつくってあげることです。つまり居場所を作っておくことです。愛する子供のために安全地帯を作りましょう。それは家庭という場所です。

【悩んでいる子供達へ】

「人生は長い曲がりくねった道だよ。上り坂もあれば下り坂もある。T字路もあれば三叉路もある。だから立ち止まって少し休んでも何の問題もない。時間はたっぷりあるからね。」

心が苦しかったら、カウンセラーに素直な気持ちを話して下さい。お待ちしております。

【お父さんお母さんへ】

子供の話をじっくり聴いて下さい。受止めてあげて下さい。寄添って下さい。

 

 

9月2日を笑顔で迎えられることを心より願っています

 

 

9月病に備えて

お盆休み明けの倦怠感

 

今年のお盆休みが9連休という方も多いことと思います。5月の事例紹介の時にも記しましたが、気をつけなければいけないのは、連休後の気持ちの切り替えです。

【原因】

8月に入り連日のように35度を超える猛暑の中、体力の消耗とお盆休み前の仕事上のストレスで、心身ともに疲労困憊しきった状態だと思います。そしてお盆休みに入り、帰省やレジャー・家庭サービスなど、ほっと一息できる期間に入り、体内時計は連休モードにシフトされます。仕事上の事からも解放され、一過的に気分も晴々と心軽くなります。

ところが、お盆休みも今日まで!明日から始まる仕事の事を考えると、あれもこれもしなければいけないことが頭によぎり、一気に気分は重たくなり、仕事モードに気持ちを切替える事ができなくなる方も多いのです。

最近では、お盆休み明けに退職願いを出す人が急増していて、退職代行を行う弁護士も増えている現状だそうです。

明日から出勤、定時の満員電車にもまれて出勤という現実が頭をよぎり、出勤拒否の憂鬱が出やすいのです。

【症状】

症状としては、仕事に行きたくないという憂鬱感。不眠や過眠状態。頭痛・動悸・息切れ・倦怠感などです。

【対応策】

リラックスできる状況(気分転換)つくり出すことです。出勤2日前には滋養できる生活環境に戻しましょう。

セロトニンが脳内に不足することで、鬱的な精神状態に陥りやすくなるため、夏バテで食欲が落ちる時期ですが、良質な動物性タンパク質(肉類・乳製品)やビタミン鉄分を含んだバナナ・海藻・糖類などを摂取する事が、体力回復に効果的といわれています。

仕事のことをあまり過剰に思い詰めないことです。ないにもかも定規に当てはめないで、無理なく進めるタイムスケジュールを作ることです。

 

正確な診断

専門医療機関を受診(薬事療法・精神療法)して、自分のメンタル状態を確認しましょう。

【心がけること】

連休終了2日前には、普段の体内時計に徐々に戻しましょう。

気分が重かったり、出勤に対する抵抗感がある場合は、カウンセリングを受け、今の気持ちをカウンセラーに受止めてもらうことで、気持ちの落ち込みを改善する効果が期待できます。

 

双極性障害【躁うつ病】について

躁状態と鬱状態の繰り返し

躁状態と鬱状態を交互に繰り返す症状が出る障害です。ただし、鬱病と同類の病気という認識で扱われがちですが、実は別の病気で治療や処方される薬にも違いがあります。正しい診断が大事ですので、実績のある精神科の病院を受診されることをお勧めします。

【原因】

実は、明確な発症原因は不明です。遺伝・性格・自律神経・ストレス・社会的要因など、個人個人異なりケースバイケースです。

【症状】

高揚感に満たされた躁状態と、憂鬱感に陥った鬱状態が繰り返される病気ですが、どちらでもない平常的な精神状態の期間もあります。従って、症状をきめ細かく観察することが肝要です。

躁状態では気分が高揚し、気持ちが大きくなり、脳が覚醒状態になり不眠不休で行動的になりますので、正常な精神状態を逸脱します。ハイの状態です。

鬱状態の時には、気分が落ち込み無気力で厭世的になり、何もやる気がわかない無気力状態です。鬱の時は処方された薬は飲んでも、躁状態になってからは「自分は健康だ」と思い込み、処方された薬は飲まず、自己判断でやめてしまったりという事があります。これは、症状を益々悪化させる危険な行為です。

躁状態と鬱状態の現れる周期は、個人差があります。3ヶ月から6ヶ月、または、もっと長期間(年単位)にまたがる人もいますので、千差万別です。

【再発】

再発しやすい病気でもあります。再発率は90%と言われています。こじらせると慢性的になりますので、しっかりとした治療を心がけ、医師の指示に従って治療をする事を心がけて下さい。

 

 

正確な診断

正確な診断をしてもらうためには、実績のある精神科を受診することをお勧めします。

躁うつ病は、詳細に症状の観察をしないと、単に鬱病と診断されることがあります。例えば、軽い躁状態では、気分がいいと言うことだけで見過ごしてしまうことがあります。従って、鬱病の薬だけを処方されて飲んでも効果はありません。

詳細な症状の観察及び経過を把握し、医師に多くの情報を提供し、今後の治療計画を組み立てることが必要になってきます。

【治療】

先ずは、薬物療法により、躁状態における処方と、鬱状態における処方を、医師の指示に従って適切に飲み続けることを心がけることが肝要です。大事に至る前に適切な受診をお勧めします。

 

子育てが楽しめる社会環境について

負のスパイラル現象

育児放棄(ネグレクト)や幼児虐待というニュースが日常茶飯事報道される日本の社会は、もはや社会構造が底割れしだしています。早急に手を打たないと負のスパイラル現象に歯止めがかからなくなります。その社会現象の代表が少子化です。

【子育ては夫婦の共同作業】

母親は24時間子育てに奔走します。我子のために献身的に尽くします。子供の夜泣きや、授乳、発熱など暇のない時間を過ごします。その間に、炊事・洗濯・掃除・食事の準備と隙間無く働き続け少しずつ疲労が蓄積し、やがて体調不良になり、精神的に追い込まれていきます。そん結果、母親は自分の中でストレスの処理の限界を超えた時、イライラが爆発します。物にあたる範囲を超え、我子にその矛先が向けられた時は最悪の事態になります。

【父親は母親の日常の実態が見えていない】

朝「いってきます」と玄関を出た途端から、夜「ただいま」と帰宅するまで、母親と子供の育児の実態を理解することはできません。ましてや、残業で毎晩10時を過ぎないと帰宅しないとなると、母親のストレスも限界に達してしまいます。総務省の調査によると、父親の家事育児のサポート時間は一日平均20分という結果が出ています。これでは、母親の心身の疲弊は当然です。子育ての負荷が重くのしかかっています。母親の自由時間は搾取され、閉塞感が心身を蝕んでいきます。

【少子化の原因】

第一子でこのような状態ですから、第二子を作ろうとすると精神面で躊躇させます。国や行政も少子化対策はあの手この手で策を講じています。例えば、一時預かりや地域子育て支援センターの増設などに予算を計上しました。ただ、これだけで少子化の進行は止められません。決め手が無いのです。

根本は父親の育児参加

父親の育児参加のためには、残業はひかえる。父親も育休を取得する。

現在国政により、【働き方改革】が進んでいますが、まだまだ企業間によって整備の実態に開きがあります。

※日本の男性育休取得率3~4%に対し、スウェーデンは90%です。

父親の帰宅時間が遅いと、結局そのしわ寄せが母親に負荷されます。母親は子育てが自分に全て背負わせられるという気持ちになりますから、孤立感が生まれ、「これ以上子供は作れない」という思いが出てくるんです。少子化はそのような精神的な要素が反映しているのです。

【大事なことは、子育てが楽しいという感情】

母親の育児をサポートするためには、父親が積極的に育児休業を取得する事にあります。父親のサポート時間が増えることで、母親の孤立感・閉塞感は解消され、精神的ゆとりが生まれます。夫婦のコミュニケーションも密になり、子育ては共同作業という共通の理解が生まれます。「子育てが楽しいという感情」が夫婦で共有されます。少子化にブレーキをかける決め手の一手となるのではないでしょうか。

 

自閉スペクトラムについて

広汎的発達障害

他者との関係が円滑にとれずに、常に自分の興味関心に執着して行動する特徴がある発達障害の1つです。アスペルガー症候群も含まれます。

臨機応変に対応出来ない。自分のやりたいことに固着する。従って、社会生活にさまざまな摩擦が生じる事態が起こります。

【2つの症状】

①他者との係わりが苦手。

幼児期は、人見知りや親の後追いはしない。

児童期・少年期は、他者とうまく会話が成立しない。孤立してしまう。

青年期・成人期か、対人関係・コミュニケーションが上手にとれない。仕事が上手にこなせない。

②興味思考の偏重、こだわり。

幼児期は、同じ遊具を同じ動作で繰り返し動かす。

児童期・少年期は、常に同じ手順を踏まないと遊べない。興味があることについて、突出した知識量がある。

青年期・成人期は、スケジュール管理が苦手。自分の意にならないと、パニックを起こす。周囲にお構いなく個人プレーにはしる。興味があることに没頭する。

 

【症例】

①では、言語による指示を理解することができないため、他者との間に意思疎通が困難になる。

周囲の状況が理解できない。

他者との人間関係が狭くなり、一人孤立することが多くなる。

②では、自分が好奇心を持ったことにたいして執着する。

興味を持ったことの知識量は、専門的なレベルである。

常に同じ手順で物事の動作を繰り返す。

対応として

自閉症スペクトラムは、発達障害の1つですが、社会生活における障害になることもありますが、社会生活に順応するケースも多々あります。

従って、適切な対応が明暗を分けることになります。

症状の事例でも記しましたが、コミュニケーションにおいて、通常の言葉では理解できない場合は、わかりやすく何のための話か、かみ砕いて順序立てて根気強く話をすることが大事です。

また、特定の興味を持った事については、秀でた知識を持っているので、適材適所の場を設けることが肝要です。

【大事なこと】

本人が無理なくできる範囲のことを与え、不可能な領域については与えない。

周囲が自閉症スペクトラムという障害を十分に理解した上で、サポートしてあげることが、何よりの対応策となります。本人の「生活つらさ」を和らげるサポートが大事なことです。

 

アスペルガー症候群について

幼少期の行動に注視を

発症原因については、現在のところ確定原因はわかっていませんが、脳の正常な機能に何らかの異常が発生して生じる精神疾患といわれています。

【3つの症状】

症状としては次の3つがあげられます。

①他者との係わりが不得手

②立場をわきまえない言動

③自己興味への偏重

【症例】

①他者との係わりが不得手とは、他者との係わり方が解らないということです。集団生活の中で、一人突出した存在となり、なかなか輪の中に溶け込むことができません。

②立場をわきまえない言動とは、発達年齢に則した言動ができないため、周囲の人たちの理解を得られないことがあります。羞恥心などを自覚することが困難な状態です。本人自身に意図はないのですが、他者の気持ちを理解しにくく「空気が読めない」立場となってしまいます。

③自己興味への偏重は、自分の好奇心や興味に対しては、突出した知識がありますが、興味が無いことには無関心で偏りが生じます。ここでも集団で行う作業や授業において、支障が生じることがあります。

検査診断

普段の生活状況を詳細にチェックし、その上で検査することが求められます。と言うのも、普通の人と比べると「あの子ちょっと変わっている」と言う評価で見過ごされてしまうケースがあるためです。本人自体アスペルガー症候群であることの自覚症状はありませんので、両親から本人に診断を促すことが大事です。

【治療】

早期診断が望ましく、幼少の時に集団で遊んでいて、一人だけ常に別行動をとったりしてしまう行動が常態化している場合は、精神内科等医療機関で検査することが望ましいと思います。

【大事なこと】

円滑な社会への順応ができることが一番大事なことであり、家族や周囲の人たちの理解が何よりのバックアップ体制なのです。

 

鬱病について

誰にも罹りうる疾患

厚生労働省の調査によると、さまざまな精神疾患で医療機関に罹っている数は、全国で300万人を超えています。その内、鬱病の患者数は100万人を超えている状況です。なんと精神疾患の患者の3分の1にあたります。

【誰にも罹りうる疾患】

2週間以上、気分が晴れない、無気力感に陥る気が滅入る、楽しみや喜びを感じない、趣味や好きなことに没頭できないと言うメンタル症状が表出します。なぜ、このような状態になったのか自分自身原因がわからないという状況が続くことで、精神的に苦しみ、落ち込みます。

【鬱症状の要因】

鬱病は、神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンが減ることで、神経伝達への機能低下を生じ、鬱病を引き起こすことが解ってきています。従って、鬱病を治すためには治療(薬物投与)が必要です。

【鬱病のパターン】

鬱病は、単極性(鬱状態)と双極性(躁鬱状態)があります。また、単一性(再発無し)と反復性(再発)があります。

心身の両面から治療する

【起因するもの】

鬱病の症状は、人それぞれ重軽が異なります。ですから、症状にあった治療が功を奏します。心理的には、気分が沈む・脱力感・ネガティブ思考となります。身体的には、頭痛・不眠・めまいなどの不調が表れます。

その背景には、2つの起因があります。生活の中で起こるさまざまな要因が複雑に絡み合って鬱病の起因となります。

1つは、環境的起因です。突然大切な人を失った。信頼していた人から裏切られた。職場や家庭環境の急激な変化。仕事で失敗した。

2つ目は、性格的起因です。几帳面・真っ正直・責任感が強い・正義感・完璧主義などの性格で、精神的に自分を追い込んで責任を一人で背負ってしまう。自身のエネルギーの放出が大きく、燃え尽きてしまう。その他、遺伝的要因や身体疾患により発症することが知られています。

【治療方法】

①薬物療法(投薬)②休養(滋養)③精神療法(カウンセリング)があります。カウンセリングについては、再発防止の観点からアプローチ(思考パターン・行動パターン)の見直しが主となります。

根気強く治療することが求められます。

【セルフケアの重要性】

今や誰にでも罹りうる疾患であることを理解して下さい。自分は大丈夫と安心せず、セルフケアは大事な予防の一助となります。

 

 

起立性調節障害について

怠惰ではありません

 

一般的には聞き慣れない疾患名です。

起立性調節障害は、思春期における身体疾患です。

小学校高学年から高校生までに症状は顕著に診られます。

特に中学生では全体の10%程度で、クラスの中に1~2人程度はいるという見解も出ています。

【要因】

思春期の時期は、特に心身のバランスが不均衡になります。つまり、自律神経がうまく機能しないため、交感神経と副交感神経が相互に切替え(ONとOFF)にくくなります。

【症状】

朝起床できない・立ちくらみ・失神・動悸・頭痛・腹痛など、身体に症状があらわれます。

【身体的状況】

朝起床できないため、学校に登校することができなくなります。午後以降になると体調は回復し、普通通りの日常生活ができる子供もいます。ですから、明日は学校に行こうと思うのですが、再び翌朝になると同じ症状となり、学校に通学することができなくなり、しばらくはその繰り返しとなります。

適切な対応とは

【適切な対応】

一見すると、不登校の兆しや怠け癖と捉えがちになりますが、実は思春期の年齢に表出する身体疾患であり、本人にしてみると、この症状はどうにもならない状態で、本人が一番つらい精神状態に追い込まれることになります。

【家族や周囲の理解が大切】

起立性調節障害は身体疾患であり、家族や周囲がそのことを十分に理解することが大事です。その上で、バックアップしていくことが肝要です。

焦らず、じっくり待つ、怒らず見守ることです。

【治療】

起立性調節障害と言っても重症度が異なってきます。従って、専門の小児科内科の診察を受けることをお勧めします。

本人の症状に応じた適切な治療と、環境整備を行い、速やかな対応が不可欠です。

薬物療法(投薬)・一般療法(生活習慣の改善)・カウンセリング(自律訓練法)・理学療法(体操運動)などがあります。

個人差はありますが、起立性調節障害は心身の成長とともに改善していきます。早くて2~3ヶ月から2~3年かかることもあります。

 

思春期の対応について

思春期第二次性徴のハードル

思春期とは、小学生高学年(11歳)から高校卒業(18歳)までの期間に起こる第二次性徴で、成長に伴う心身の変化を呼んでいます。成人になるための準備期間ということになります。

本人自体、心身の急激な変化に戸惑いながら、思考力や心理面の変化との葛藤の中で、急激に変化する自己と向き合うことになります。

【思春期の表出】

第一に、心の変化です。親の路線に沿って成長してきたことへの疑問符が芽生えます。親のいいなりに対して抵抗感を感じ始め、自分の考えた方向に行こうという、自律心・自立心が頭をもたげてきます。

更に、親との距離をとるようになり、その距離はだんだん離れていきます。ただし、内心に不安や心細さはあるため、寄り所として、友人を作り行動を共にすることになります。従って、友人は大切なかけがえのない存在となっていきます。また、成長とともに、友人との価値観にも相違を認め合い、個の存在を認め合う心の成長が確立していきます。

第二は、身体の変化です。男女の性差がはっきりしてきます。それぞれ異性として認識しだします。

女子は、父親を異性として徐々に遠ざけるようになります。嫌悪感を抱く時期が相当長く続きます。

男子は、言葉使いが粗暴になったり、口をきかなくなったり、親を遠ざけるようになっていきます。

男女の性差に伴う思考の違いにも大きな差が出てくるのもこの時期です。(男子は泥遊び・女子はままごと)

翻弄される親の対応とは

【親の対応】

今まで言うことを聞いていた我子が、突然言うことを聞かなくなったとき、親は戸惑います。

自転車にたとえると、自転車に補助車を付けた状態でいつまでも乗っていたのでは、一人乗りすることはできません。同様に、親が子離れしないと、子供は自律・自立できないのです。親は我子のことが心配になり、手をさしのべたくなりますが、過剰な干渉や保護はひかえて、子供の自主性を遠巻きに見届ける勇気も大事なことです。放任とは違いますので取り違えないようにして下さい。それは、放っておくと糸が切れた凧ように危険な方向に行きかねません。

思春期の子供は、親を手こずらせますし、離れていこうとしますが、それは一方で、親への甘えの形でもあります。ですから、親として子供から逃げるような行為は絶対にしないで下さい。子は親を映す鏡です。

子供の自律心・自立心・自尊心を涵養することは親の役割です。親は笑顔を大切にして下さい。怒鳴り声の絶えない家庭では、子供の心は萎縮してかきむしられてしまいます。笑顔の絶えない家庭では、子供は安心感に満ちあふれ、心は潤います。

思春期の子供の心理は繊細でナイーブです。

主役は思春期の子供です。親は脇役として黒子に徹し、飛行場で言う滑走路の役割になって下さい。我子にとってよいフライト(自律・自立)ができるように願っています。

ネグレクトが子供に及ぼす弊害及び対応について【Part2】

育児ネグレクトによる弊害

 

 

乳幼児期から幼少期に恒常的なネグレクトによって、心身に及ぼす弊害は計り知れません。

先ずは、人としての人格形成です。愛情を注ぎ込まれた子供は、自尊心が芽生えてきますが、逆に愛情の希薄な子供は自虐性が強くなります。

健やかに成長すべき精神的発育に楔が打たれることになり、成長するに従って、精神的問題行動が出てくる可能性があるといわれています。

【弊害症状】

気性が粗暴になる・嘘性・内向的・無気力・発育不全・協調性の欠落・知的遅延・集中力欠如など、心身にさまざまな弊害が現れるようになってくることが確認されています。

【早急な対応】

①消極的ネグレクトは、自分の精神的状態を自覚することが可能です。このままではいけないという自責の意識があるならば、勇気を持って、児童相談所に足を運んで欲しいものです。1人で児童相談所に行くことに躊躇を感じるのであれば、夫婦そろって伺うことで、現在の状況を説明しやすくなることでしょう。この第一歩を踏み出すことが、改善に向けてのスタートとなります。

積極的ネグレクトへの対応

②積極的ネグレクトは、意図的に育児を放棄することですから、自らのネグレクト行為を自覚して自責の気持ちを持つことはなく、当然児童相談所に行くことはありません。むしろ、遠ざける対象物となります。

ですから、周囲の方々が異変を察知することで、しかるべき機関(児童相談所・警察生活安全課・区役所社会福祉課・民生委員)などに通報することが肝心です。

公的機関では守秘義務を厳守しますので、通報者のプライバシーは保護されます。安心して下さい。

※大惨事になる前に、速やかな手段を講じなければ、この問題の解決の糸口は見えてきません。

※尊い子供の健やかな成長を守るのは、私たち周囲の一人ひとりの目配りにかかっていると言っても過言ではありません。

育児ネグレクトの原因について【Part1】

育児ネグレクトの実態

 

 

ネグレクトとは、ないがしろにする・ほったらかしにする・顧みない・怠るなどの意味です。

育児をほったらかしの状態にしてしまい、取り返しのつかない事態に発展しかねない育児放棄の状態を育児ネグレクトと言います。

繰り返しますが、親が乳幼児に対して育児・保育を放棄し、高熱や嘔吐・引きつけなどの状態を見過ごし、危険な状態に至っても、すぐさま対応対処しようとしないで放置する行為のことです。

乳幼児の生命に危険を及ぼしかねない状態まで無関心な放棄状態を指します。

育児ネグレクトである親の育った家庭環境や素性については様々です。貧困家庭・シングルマザー・鬱状態・育児ノイローゼ・虐待されていたなどです。また、育児ネグレクトの親には、自身がネグレクト(育児放棄)されたという過去を背負っているケースが検出されることも見逃せません。

【育児ネグレクトの特徴】

育児ネグレクトの特徴としては、第一に、積極的ネグレクトです。これは意図的に育児を放棄することです。

本来育児は、きめ細かく乳幼児の状態を観察しながら、授乳をしたり、おむつを替えたり、着替えをしたり、検温したり、母親・父親が主体的に面倒を見なければ成立ちませんが、積極的ネグレクトの場合、あえて育児をせずにほったらかしにするという病的な行為です。

幼少期になると、ネグレクトの形態はいっそう過激になり、結果とし身体的虐待に繋がって行きます。

たとえば、食事を与えない・入浴させない・病院で診察させない・学校に行かせない・外出させない・無視するなど、虐待に近づく行為へと進んでしまいます。

最近、虐待による子供の痛ましい死がニュースで報じられていますが、実は、社会に表出しない出来事が日常茶飯事にどこかで起こっていることを心配しています。

私たちの身の回りで異変に気づいたら、直ちに行政機関に一報するなどの対応が急務となります。

第二に、消極的ネグレクトです。母親・父親の生活困窮状態から、やむなく育児ネグレクトになってしまうケースです。こちらも放置し続けることは乳幼児にとっては危険な状況に置かれるため、やはり対応は急務となります。

次回【Part2】では、ネグレクトが子供に及ぼす弊害及びネグレクトへの対応について記します。

 

引きこもりについて

引きこもりの症状と対応

引きこもりとは、社会生活から隔絶して一人自分の世界で生活する状態のことです。

【今激増する原因とは】

要因としては、十代では不登校から、成人では退職からと考えられています。再び登校や再就職することなく、家内に引きこもってしまうのです。

引きこもりやすい性格としては、内向的・引っ込み思案の性格がその傾向にあります。

【引きこもりの症状】

引きこもった状態が長引くと、本人自体にストレスが蓄積され、不安や葛藤となって、そのはけ口を求めて精神的症状となって表出します。

例えば、他者からどの様に思われているだろうか。嫌われているだろうか。阻害されているだろうか。など、被害妄想や強迫観念に陥ってしまいます。

その結果としての症状は、昼夜逆転・不眠・無気力・摂食障害・自殺願望・家庭内暴力などの様々な精神的疾患症状が表出するのです。

 

引きこもりの対応ポイント

引きこもりは誰でも起こりうると考えられています。

いつそのような要因に陥るかわからない現代社会の中で、事前に予防するのは難しいのです。

引きこもりの場合、その状態を日々把握することが肝心です。何か普段と違う行動や言動をとっていないか。食事は摂っているかなど、チェックすることが肝心です。

【【引きこもりへの対応】

引きこもりの対応としては、本人が引きこもっている阻害要因を確認し、じっくりと改善していくことが大事です。

家族の理解と協力が不可欠です。時間はかかりますが、本人と向き合うことが大事なことです。

向き合う第一歩は、コミュニケーションです。会話が成立しない場合は、手紙でのやりとりが、双方のツールとなります。単文で気持ちを伝えて下さい。一例ですが、準備しておいた食事にメモを添えておくとか、部屋の扉に差し込んでおくなど、寄添う言葉を一筆書くなど。責める言葉は禁句です。何より気持ちを通わせる手立てを講じましょう。

長期戦ですが、辛抱強く待つことも大事です。

家族会への参加も一助となります。

適応障害について

適応障害の症状と対応

適応障害をご存じでしょうか。大きな要因の一つに、ストレスによる精神的抑圧があげられます。当然日常生活や社会生活に支障をきたします。国際的専門機関によりますと、ストレスが起こってから1ヶ月くらいから症状があらわれ、治療をすれば症状は半年くらいで治まると言われています。半年以上症状が改善されない場合もありますので、その時は、十分に経過観察を怠らないようにすることが大事です。

【適応障害の要因】

・外的要因は、家庭環境・学校環境・社会環境の変化によるものです。

・内的要因は、心身にストレスを感じ、それを排除できない状態に追い込まれたときです。

【適応障害の症状】

抑鬱状態・不安感・集中力の低下・不眠・動悸・衝動的行動・摂食行動など

【適応障害の特徴】

ストレスが解消されると、これらの症状は改善されます。

【適応障害の診断】

専門の医療機関で診断することが大事です。

 

適応障害の改善ポイント

ストレスの根源を抽出しましょう。

①家庭生活に要因があるのであれば、家庭環境の改善をする。

②学校生活に要因があるのであれば、通学を一時的にやめる。

③勤務先に要因があるのであれば、出勤を一時的にやめる。配転を希望する。

近年、ストレスによる重圧で心身に変調がある場合は、専門医療機関に早めの受診が肝心です。

①薬物療法は専門医の診断と処方が必要な治療です。

②心理療法は、専門医または臨床心理士・心理カウンセラーによる療法です。

何より自身の健康が第一ですので、日頃からメンタルヘルスチェックをなさることをおすすめします。

 

セルフネグレクト(自己放棄)について

セルフネグレクトの実情とは

最近セルフネグレクトの方が増えています。聞き慣れない用語ですがご存じですか。そもそもどの様な状態の方々をこのように呼ぶのでしょうか。

生活環境や健康状態が疲弊しているにもかかわらず、本人が全く改善しようとしない。周囲にも相談することをしないと言う、精神状態に陥っている方々のことです。

例えば、室内の清掃拒否や、ゴミを溜め処理をしない。入浴をしない。歯磨きもしない。着替えをしない。食器も洗わないで不衛生に放置する生活習慣の常態化、健全な日常生活の営みができない状態で、日々生活している方々です。本人はこのような生活を続けていても、何の問題意識も持ちません。

セルフネグレクトに陥る要因としては、①突然の身内の死や、孤立、持病などによる生活意欲の低下が考えられます。また、②ストレス社会の中で、不安感による抑鬱状態、③リストラ・失業・過重労働などから勤労意欲の減少、④情緒不安からのアルコール依存症など、心身のアンバランスにより、様々な状態となって表出します。高齢者に多いのですが、今や老若男女誰でも起こりうる精神疾患なのです。

そこで、セルフネグレクトの改善及び対応については、何があるのでしょうか。第一に早期に専門医(心療内科)を受診して相談することが大切です。

セルフネグレクトへの対応は、早期対応が望ましいのですが、とは言っても、本人に自覚やその意志がないため、自ら受診することには限界があります。そこで周囲の方々の協力が大事となります。異変に気づいたら、本人にさりげなく今の状態について、気づかせる手立てを講じることが重要です。

セルフネグレクトの改善ポイント

①自分で自分の世話ができないことを自覚する。

②周囲の方が、そのことに気づかせるように働き掛ける。

③しかるべき機関に相談することを促す。

セルフネグレクトの状態を放置すると、孤立死・餓死・病死と言った生命の危機に直面します。今や社会問題となっています。地域の方々の目が行き届くことで、深刻な事態は回避されます。

日常生活が億劫となり「何もしないことが楽だ」という意識が自分を支配しだしたら、セルフネグレクトのシグナルが発信されていることに気づくことです。

 

5月病の対応

自律神経のアンバランス

 

最長10連休のGWも終わり、学校に登校、会社に出勤と気ぜわしい日常の世界に逆戻りです。

連休中は、気持ちも楽になり、身体も弛緩した状態になります。その状態からいきなり連休明けの緊張状態に突入するわけですから、身体をリセットする余裕も生まれませんので、当然、心身のアンバランスが生じます。つまり、自律神経がアンバランスになっているのです。ストレスが発生し、憂鬱な気分に陥ります。いわば、夢の世界から現実の世界に引き戻される恐怖感さえ芽生えます。人は誰も多かれ少なかれそんな気分になるのです。

交感神経→速い・収縮・硬直 

        ⇅

自律神経→脳・心臓・血管・脈拍・筋肉

        ⇅

副交感神経→遅い・拡張・弛緩

何事もウォームアップが必要です。いきなりダッシュをしたり、ジャンプをしたら、足腰を痛めるのと同様で、連休中の心身の弛緩状態から、登校・出勤モードにスイッチしたら、身も心もついてはいけません。

連休の終わる2日前から、心身の切り替えのためのウォーミングアップをすることです。例えば、登校や出勤のサイクルに徐々に戻しましょう。起床時間や、食事の時間、カレンダーを見ながらこれからの一週間のスケジュールの確認など、頭と身体のモードを徐々に戻して行きましょう。

それでも気持ちが落ち込んでしまった対応策

4月は、新学期・新年度ののスタート1ヶ月でした。緊張感やストレスで、心身は飽和状態でした。そこに来てGWで、心身の弛緩状態です。ほっとするのも束の間、また、緊張状態です。連休明けに気持ちが沈み込み、学校に行く気がしない。出勤する気持ちがわいてこない。こんな精神状態の時は、決して無理をさせないで、様子を見ることです。何かサインが出ていることを観察して下さい。十分にウォーミングアップをして、心身ともにリセットできた状態にまで戻すことです。焦ってはいけません。連休明けの憂鬱な気分は、大半の人々が抱く気持ちなのですから。

社会人の方は、今年のお盆休み最長9連休。学生さんは夏休み明けの9月。どうぞ、ウォームアップをしっかりと行ってください。

憂鬱感や体調不良が長引くようであれば、早めに神経内科を受診することをお勧めします。

 

パニック障害の症状と対応

パニック障害3つの症状

パニック障害には3つの症状が検出されます。①パニック発作②予期不安③広場恐怖です。突然現れる恐怖や不安により、身体が緊張のあまり硬直、過呼吸、めまい、動悸などの身体的発作や、精神的動揺を引き起こします。

・原因については、究明されていませんが、何らかの要因により、脳の神経経路に異常があると考えられています。

・パニック発作を起こすその背景には、ストレスや自律神経のアンバランス、また、過労などが誘因となるようです。

・3つの症状の内、①パニック発作は、本人を取り巻く環境の変化に、突然に症状が出ます。動悸・息切れ・めまいなど、身体的発作となって表出します。②予期不安は、一度パニック発作を引き起こすと、またパニック発作を起こすのではないかという不安から、再発作を繰り返します。そのことにより、精神的に追い詰められ、自信喪失していくという悪循環に陥ります。③広場恐怖は、②の状況から、たった1人の時にパニック発作が出たときに、ヘルプをする人がいない不安を回避するため、自分1人孤立する状況を回避するようになります。1人で外出する恐怖が出てきます。

症状が出た場合の今後の対応策

・パニック障害の結果、本人の自信喪失により、日常生活や社会生活に大きな制約が生じることになり、益々マイナス思考となってしまいます。

・パニック障害の治療としては、神経内科を受診され、法規治療をお勧めします。治療としては、薬物療法と認知行動療法が中心となるでしょう。専門医の適切な処方に従うことが、大切です。

 

PTSD心的外傷後ストレス障害について

速やかな適切な治療を

恐怖を体験した記憶が、心の傷(トラウマ)となり脳裏に焼き付いて離れません。

・深刻な身体的精神的ショッキングな出来事に対する苦痛がストレスとなり、事後も様々な症状となって続く障害です。勿論、全ての人にPTSDが発症するわけではありません。

・自然災害・交通事故・暴力・殺人・性犯罪・虐待・DVなど、身体的精神的ダメージを強く経験した被害者が恐怖体験を思い出すことにより、回避行動やフラッシュバックを起こすことで、心のストレスが蓄積され、重苦しい状態になります。

・PTSDの症状は、人により表出の時期が異なります。事後数週間から数年後に症状が出ることもあると言われています。

・例えば、自分が経験した出来事と同様のニュースを見たとたん、当時のことが蘇り、リアルに脳裏に再現され、異常なまでの強い恐怖感に襲われることがあります。また、つらい記憶を避けるために、似たような場所を避けるようになります。

・従って、日常生活に限りなく制約をきたし、行動半径も縮小されるため、社会生活に影響が生じます。

・過去のつらい体験が常につきまとい、心のストレスは極限に達してしまいます。精神的に過敏な状態が続き、情緒不安定になります。

症状が出た場合の今後の対応策

・このような症状が出た場合は、数週間程度は経過観察して、その後も続くようであれば、専門医(精神科・心療内科)を受診して診察を受けることです。

・PTSD心的外傷後ストレス障害の治療には、①心の傷を癒やすこと②表出した症状を緩和することにあります。どちらも専門医(精神科・心療内科)の診断及び処方(薬物療法・精神療法)に従って、治療することが大事です。

・速やかに適切な治療を受けることで、1年以内に50%の方々が回復するという統計も出ているようです。不安を抱いている方は、お早めに受診することをおすすめします。

 

大人のADHDの対応と理解の仕方

本人の気持ちと周囲の理解

ADHDは注意欠陥多動性障害と言います。小児期から成人期に至るまで、個人によって症状が異なります。本日は大人のADHDについて記します。成人期に突然症状が表出するわけではありません。おそらく小児期から症状があったわけですが、思うように症状が改善されないまま、社会人にいたりご苦労されている方もいると思います。

そこで、大人のADHD3つの症状について記します。

1.不注意→気が散る・約束が守れない・時間管理ができない・作業の手順や段取りができない・忘れ物が多い・仕事上のミスが多いなど。

2.衝動性→見境なく思いついたことをすぐに発言してしまう・衝動的に態度に出てしまうなど。

3.多動性→そわそわ落ち着きがない・じっとしていられない・周囲を気にせずおしゃべりをする・目的のない挙動を繰り返すなど。

今後の対応策

このようなADHDの症状ではないか!と不安を感じてお困りの方は、どうしたらよいのか。また、ADHDの方が社会生活を前向きに過ごすために、周囲の人が理解しなければいけないことは何かをお伝えします。

・ご自身が上記3つの症状の中で、小児期から現在まで気になる症状や不安を感じていらっしゃれば、専門の医療機関(精神神経科)を受診をして、症状を伝えることをおすすめします。

・診断については、ADHDに似た症状もあるため、ADHDの判定については、専門医の診断を最優先する必要があります。

・治療については、専門医の診断と処方に従って進めていくことが大事です。

・ADHDは本人の努力不足や怠慢・わがままではありませんので、周囲の方々の理解と協力・サポートが必要です。あたたかく見守ることが大事です。

・ADHDの症状の特性を知ることは大事であり、叱責することはいけません。本人もつらい状況を自覚しているの で、精神的に追い詰める行為はいけません。いっぺんに言っても難しいので、一つ一つ最小限度に伝えます。周囲の人間があたたかく根気強くサポートする姿勢が大事です。お互いに情報を共有してミスを少なくするように心がけます。

・短期間に全てを改善することはできません。容易に実行できる事柄から一つずつ一定期間継続をして改善することが大事です。周囲の方も根気強くバックアップして下さい。

※相談窓口(以下名称で検索)

①発達障害者支援センター

②医療機能情報提供制度(医療情報ネット)厚生労働省

③発達障害支援の機関リスト

④カウンセリング

※家庭生活・社会生活のうえで、良好な人間関係が築かれることが大事です。自分の行動特性と上手に付き合い、周囲の人は、十分に行動特性を理解し、援助することが大事です。

 

ストレスに強い人と弱い人の思考の違いをご紹介いたします。

出来事に対する本人の受止め方

事例→営業イベントで成果が出なかった。

ポジティブな思考の人→今回は失敗に終わったが、次に繋がる課題が見つかった。修正点がはっきりした。これをチャンスと捉えよう。次に向かって早速頑張ろう。

ネガティブな思考の人→期待を裏切ってしまった。なんで自分には力量がないんだろう。自分には営業センスがないんだ。もうだめだ。

思考の持ち方次第でストレスに違いが生じる

・ものの感じ方、捉え方、性格や育った環境によるものも大きいが、トレーニング次第で変えることは可能です。

・出来事には自分1人でコントロールできることと、できないことがあります。コントロールできないことに労力をつぎ込んでも意味はありません。1人で背負い込まない。チームで効果的に自分の労力を注ぎ込みましょう。

・日常の仕事の達成感を確認し、自己成長の確認を大切にする人ほど、日々の仕事を乗り切り、良い成果も得られます。

・非合理的な思考から、合理的な思考に転換する習慣に心がける。セルフケアの実行。

・脳に休憩を与える。質の高い睡眠時間6時間確保。気持ちの切り替え。リセットする。

・日常生活の中で、ネガティブな思考をポジティブな思考に置き換える意識を持つことが大事。

・ネガティブな思考をする人は、繊細で他人から自分はどの様に見られているかを気にする傾向がある。他人の評価が絶対的なものではない。成功か失敗かは自分で評価すればいいことです。

・結果・成果が出なかったにしても、「自分の努力や分析が足りなかった」と気づくことこそ成長の証です。ストレスへの耐性がついていきます。(失敗は成功の基)です。

こころ日が鬱の気配の対応策をご紹介いたします。

ゴールデンウィーク後のケア

今年のゴールデンウィークは最大で10連休となります。気をつけなければいけないのは、連休後の仕事の再開です。日々の張詰めた緊張(トップギア)から解きほぐされ、ほっとできる連休期間。睡眠不足を補うために朝寝坊、晩酌のお酒の量も増えて、食事の時間もずれ込みます。体内時計は連休モードにギアチェンジです。連休も今日まで、明日から始まる通勤地獄、連休明けのたまった仕事の処理と、いきなり頭の中は仕事モードです。でも身体はまだ連休モードのままです。そう簡単には切り替りません。

連休明けに気分の鬱が出やすいのです

症状→不眠・食欲低下・仕事が遅滞・ミスが多くなる。

経過→3日~4日程度の一過性なら問題ない。

米国の診断基準→2週間程度の継続が判断基準

不快感要注意→「普段と何かが違う」

心身のサイン→起床ができない・帰宅後ぐったり・気持ちがイライラする

引き金となる危険因子→過剰ストレス→自律神経の疲弊→鬱の気配

性格→几帳面・正義感・責任感・過剰気配り・頑張り屋

※対応策

①リラックスできる環境→休養と睡眠・気分転換をつくりだす。

②日常生活をセーブするよう意識する。

③専門医療機関を受診する。

④精神面でカウンセリングを受ける。

※連休2日前には、普段の体内時計に徐々に戻しましょう。

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