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事例紹介

夫婦間のモラハラについて

深刻な夫婦間のモラハラ

【モラハラとは】モラハラとは、モラルハラスメントのことですが、主に人間として理不尽な行為を言います。DVは主に暴力行為を指しますが、モラハラは、暴言・中傷・束縛・無視といった精神的行為を指します。夫婦喧嘩で口論になることはよくありますが、それは一過的なことで、時間が解決してくれます。ところが、モラハラは、日常恒常的に暴言・中傷・束縛・無視を執拗に繰り返す病的行為なので、被害者を精神的に追詰め、苦しめるのです。従って、モラハラは明らかに精神的暴力・精神的虐待といっても過言ではありません。

【夫婦間のモラハラ】

結婚以前は、お互いに好意を持ち尊重し合って信頼を確認し、やがて、永久の愛を誓い夫婦として結ばれます。結婚後、夫・妻どちらかにモラハラ行為が表出する事は、夢にも思っていなかったことでしょう。人間はその本性(裏面性)を表わさないものですし、人に自分の欠点(短所)を気づかれないように(防衛反応)振る舞うものです。夫婦間のモラハラの加害者・被害者の立場は、夫・妻どちらにも当てはまります。

【モラハラ夫の性格】

暴言中傷・自己擁護・責任転嫁・ネガティブ思考・嘘つき・善人ぶる・無視・自己正当化・表裏二面性・嫉妬・束縛欲・依存症などの性格の持ち主で、モラハラ行為が恒常的に表出します。

【モラハラ妻の性格】

自己正当化・外面良妻賢母・独裁支配欲・虚偽癖・暴言中傷・わがまま自己中・神経質・自己擁護・実家依存症などの性格の持ち主で、モラハラ行為が恒常的に表出します。

【モラハラ行為の特徴】

前述しましたが、モラハラは、言葉や態度で対象者を精神的に追い込み、しかも長期的に日常恒常的に繰り返す、精神的暴力・精神的虐待行為です。この行為により被害者は、精神的に追い込まれ、逃げ場を失い、ストレスや恐怖から、迷走神経反射を起こし、めまい・過呼吸の症状から失神する事もあります。また、精神疾患を発症する事態に追い込まれます。

例えば、加害者から話しかけられた言葉に被害者は素直に応答しただけなのに、「何でそんなことを言うの・・・」と切り返され、応答したことを責め立てられます。加害者の言葉に被害者は応えに窮すると、「何で返事をしないの・・・」と揚げ足をとり、更に「無視するなよ・・・」とたたみ掛けるように責め立てるのです。それがエンドレスで繰り返されるのです。この様な言葉による精神的威嚇行為を日常恒常的に繰り返すのが、モラハラの特徴です。

【緊急な対応が肝心】

モラハラが長期にわたり繰り返されることにより、被害者は精神的疾患に陥ります。鬱病はその典型です。一刻も早く対策を講じることが賢明です。加害者との距離をとることが必要です。ただし、夫婦に子供がいる場合は、子育てがあるので、そう簡単な話ではありません。その場合は、実家の両親や法的機関(弁護士)に相談することが賢明な対応です。

また、精神的においつめられ心が苦しくなる前に、カウンセリングを受けることで、カウンセラーの共感を得ることです。孤立しないように、鬱になる前に心のケアを心がけて下さい。

お問合せお待ちしております。

急増するモラハラについて

モラハラ対策

【モラハラとは】モラルハラスメントのことを略してそう呼びます。モラルとは、人としての理性・道理・倫理・規範であり、人として踏み外してはいけない行為を言います。ハラスメントは、嫌悪を意味します。つまり、他者に対して、嫌悪的行為を繰り返し行うことを言います。

【ハラスメントの種類】

●●ハラスメント言われる行為は、実に30種類以上に及びます。恐ろしいかぎりです。いかに現代社会及び人間の心が病んでいるかが伺え知れます。

私たちが周知しているハラスメントとしては、セクハラ・パワハラがありますが、その他にも、セカハラ(セカンドハラスメント)・アルハラ(アルコールハラスメント)・ジェンハラ(ジェンダーハラスメント)・リスハラ(リストラハラスメント)・ドクハラ(ドクターハラスメント)・スクハラ(スクールハラスメント)・キャンハラ(キャンパスハラスメント)など拾い上げたらきりがありません。全て病的な嫌悪的行為です。

【セクハラ・パワハラの行為】

勤務している会社等で行われる、職務上の上司から部下に対して嫌悪的行為(暴言・暴力・職権乱用)を行うことです。これにより被害者は、精神的ダメージを受け、出勤できなくなる事態にもなります。最悪、退社という結末になります。

【モラハラの行為】

モラハラは、主に家庭内の夫婦間・親子間・配偶者間、または、恋人間・会社の同僚間・部署間などで、暴言・罵倒・威圧的態度・責め立てる・束縛・無視・冷笑・洗脳など、精神的に追い詰める嫌悪的行為です。陰湿な加害者の異常ともいえる精神構造があぶり出ます。

【モラハラ対策】

日常恒常的にモラハラを受けた場合、精神的ダメージにとどまらず、身体的にもダメージを受けます。心身の疲労衰弱により、心の動揺が表出します。我慢するのではなく、一刻も早く然るべき機関に告白する事です。その前段の対策として、モラハラ行為の証拠物を握っておくことです。録音テープや動画・記録メモ・メール履歴などは重要な証拠物となります。

然るべき機関とは、法律事務所(弁護士)に相談することです。行政機関ではなかなか動いてもらえないので、法の力を駆使することが、賢明な対応です。また、精神的ダメージ(PTSD心的外傷後ストレス)の心配がありますので、専門医(心療内科)を受診することをお勧めします。あわせて、カウンセリングによる心のサポートを受けることも心の安定と回復にとって、大事なことです。

【大事なことは・・・】

日常潜在的に行われているモラハラ行為。これにより精神的苦痛を受けている方々が急増しています。まさに病的ともいえる成人の嫌悪的行為です。しかも他人に対してのみならず、身内(配偶者)に対して執拗にモラハラが繰り返されている現実があります。

被疑者が我慢していると、精神的に追い詰められて行くことは目に見えています。被害が大きくならないうちに、一刻も早く然るべき機関に告白する事が大事です。身の安全を守ることを最優先して下さい。

次回は夫婦間のモラハラについて記します。

モラハラを受けていると感じた時は、カウンセラーに心の苦痛をお話す下さい。お待ちしております。

 

社会問題化するワーカホリックについて

仕事中毒の弊害

 

今や社会問題化しているワーカホリックをご存じですか。

仕事に熱中するあまり、家庭を顧みず仕事漬けの生活を繰り返す勤労者のことです。

ワーカホリックは造語で【仕事中毒】のことを意味しています。

【病的な精神状態】

常に仕事のことが頭に固着し、会社に居ることで、安心感と充実感、達成感に酔いしれている病的な精神状態となります。会社・仕事に依存した状態のことを指します。逆に、家庭にいると不安感や心配症、罪悪感を抱き、居ても経ってもいられず「この様な状態でいいのか」というように、自責の念に駆られる精神状態となります。

重症になると、休日にもかかわらず、出勤して仕事をしたり、今日のノルマを達成したにもかかわらず、残業をしたりすることで、ハードワークに多幸感・高揚感を覚えるような精神状態をきたします。たとえて言うならば、ランナーズハイに類しています。

【本人は無自覚】

やっかいなことに、本人にワーカホリックという自覚がないことが問題なのです。本人にとっては、仕事第一優先、仕事をしている時が唯一至福の時間ですから、長時間労働は当然のことと認知しているわけです。

【迷惑危害は家族にいく】

ワーカホリックにより迷惑を被るのはその家族です。家族との団欒はなくなり、コミュニケーションは失われます。ワーカホリックを続けることにより、健康にも弊害をきたします。つまり悪循環【負のスパイラル】により、末路は家庭崩壊ということになりかねません。

【ワーカホリックに陥る人の性格とは】

ワーカホリックに陥りやすい性格としては、【負けず嫌い・わがまま・独りよがり・昇進願望・出世欲・見栄っ張り・対抗意識・強迫神経症】などがあげられます。

例えば、自分の仕事量がMAXであっても、「自分がやります」と名乗り出て、仕事を更に抱え込みます。本人にとっては仕事が次から次へ増えることで、充足感を得るわけですが、実は無意識のうちにワーカホリックに陥っているのです。

【ワーカホリックの特徴】

1】仕事中毒、仕事依存症という、仕事から我身を切り離すことができない精神状態に陥っている。自分にとって仕事が全てという精神状態。

2】自分で仕事をあれもこれも抱え込み、仕事に熱中することで、充足感を得る精神状態。

3】仕事をすることこそ、最高の喜びであり、人間としての最高の時間であるという観念。

4】自己中心的で、周囲の人々を巻き込んでいることすら、全くお構いなしという無自覚状態。

5】自分さえ満足であればそれで全て良いという観念。

今日本では、働き方改革が行われていますが、そんなことはお構いなしに、ワーカホリックにどっぷりと埋没している人がいるという現実。
過労死に至る前に気づいてほしいと願っています。

一呼吸立ち止まって、我身の現状を鏡に映してみた時、もしや自分がワーカホリックでは?と思った時は、カウンセラーに相談して下さい。お待ちしております。

 

幼児児童虐待【負のスパイラル】について

虐待が虐待を生み出す

 

親による幼児児童虐待が後を絶ちません。実に悲しい出来事です。なぜ、このような残酷な行為が繰り返されるのでしょうか。その一つの断面を検証してみましょう。

【虐待が虐待を生み出す負のスパイラル心理メカニズム】

生まれてから、親と認識できるまでには長い時間がかかります。親は子供の面倒を愛情を持って育み、子供はその愛情で刷り込まれ自分の親であることを認識していきます。

【悪しき例として】

子供の目の前で、父親が母親を繰り返しDVし、その光景を日常子供が目撃し続けたらどの様になるのでしょうか。まだ子供は何が善か悪か見境がつかない年齢です。初めはその光景を見て、当然ながら子供の精神状態は混乱し、心理的ダメージを受けます。ところが、恒常的にその光景を見続けることにより、日常のありふれた行為と認知し、相手を従わせるという行為であるという認知が子供に刷り込まれてしまうのです。つまり、子供はDVを善として行う行為として認識してしまうのです。

【児童虐待は、負のスパイラルとなって表出する】

子供の頃に、親から虐待を受けた子供達は、その行為を何とかやめてもらおうと必死になって、親に気に入られようと指示に従い務めるように、無意識に刷り込まれていきます。やがて、子供は成長し、親の立場と逆転(力関係)し、負のスパイラルが起こる要因となります。被害者として虐待を受けた子供は、やがて大人になり、子供の時に虐待を受け、親の言うことに従うという刷り込みから、今度は自分が加害者となって、虐待を繰り返してしまうのです。恐ろしいかな、まさにこれが負のスパイラルです。勿論、全ての被害者が加害者になるという事ではありません。

【悲しい負のスパイラル】

DVの加害者は、フィードバックすると、実は子供の頃に虐待を受けた過去を持っていることが多く、その可能性(要因)があると言うことです。幼児児童虐待・高齢者虐待・配偶者虐待など、さまざまな事象となって表出します。

子供の時に受けた心理的ダメージが刷り込まれ、姿を変えて表出する。その姿とは、虐待という繰り返しになって、またも悲劇を生みだす可能性が生まれると言うことです。

【対応】

悲惨な虐待を防ぐためには、何より早期介入の手立てを確立する事です。例えば駆け込み寺ともいえる児童相談所ですが、あまりにも消極的な対応しかできない状況ではないでしょうか。法的権限を付与することで、児相職員が積極的に立ち入り介入する事ができるような法の擁護を検討することが、急務であると思います。一方で、暴力・虐待の負のスパイラルを断ち切るためのサポート・ケアをする事が最も大事なことではないでしょうか。

自分に不安をお持ちの方は、是非ともカウンセラーに相談することも一助となりますので、勇気を持ってお問合せ下さい。

虐待の負のスパイラルが起きないような社会制度の整備が急務です。

 

 

子供の心模様~9月2日に向けて

自殺の多い一日

 

9月2日は、2学期始業式です。友達に会える楽しい一日だと思います。ところが、近年では、子供の自殺の多い一日でもあるのです。毎年100人以上の子供達が自らの命を絶っているという、悲しい日となってしまいました。その原因を探ってみましょう。

【原因】

1学期の学校生活におけるストレス状態から、1ヶ月に及ぶ長期休みに入り、子供達の心はホット解き放たれます。緊張感から開放感へ、心身ともにリラックスできる空間時間です。ところが、夏休みも終わりが近くなる時期になると、子供達の心は再び緊張しストレスが溜まってしまうのです。

なぜかというと、1学期に学校でうけた“いじめ”や“嫌がらせ”、“仲間はずれ”、“成績の優劣”など、再び訪れるであろう心身への重圧が心にのしかかるためです。

【子供の症状】

夏休みが終わりかける時期になると、子供達の心身に変化が現れます。腹痛・下痢・不眠・朝起きられない・頭痛・発熱・食欲不振などです。また、表情も生気がなくなり、うつろな目つきになります。

そして、子供の一言です。「学校に行きたくない」とぽつんと言うのです。

まさしく、9月病のサインが子供から発信されました。

この時に、親が子供のサインを受止めるか、見逃すかが、その後の子供の運命を分けることになります。

【親の対応】

我子が突然「学校に行きたくない」と言ってきたら、親としてどの様な言葉を返しますか・・・・・・・・・・。

“学校は絶対に行かなければいけない所ではない”という事を、是非念頭において頂きたいと思います。固定観念を無くすことです。

【親はセイフティーネット】

我子が「学校に行きたくない」と訴えた言葉は、親へヘルプを求めているのです。それに対して、親が突っぱねてしまったら、当然子供の居場所がなくなりますね。子供にとって親は最後の砦なのです。守ってあげられる唯一の存在なのです。

【手立て】

子供が追い込まれたら、逃げ場をつくってあげることです。つまり居場所を作っておくことです。愛する子供のために安全地帯を作りましょう。それは家庭という場所です。

【悩んでいる子供達へ】

「人生は長い曲がりくねった道だよ。上り坂もあれば下り坂もある。T字路もあれば三叉路もある。だから立ち止まって少し休んでも何の問題もない。時間はたっぷりあるからね。」

心が苦しかったら、カウンセラーに素直な気持ちを話して下さい。お待ちしております。

【お父さんお母さんへ】

子供の話をじっくり聴いて下さい。受止めてあげて下さい。寄添って下さい。

 

 

9月2日を笑顔で迎えられることを心より願っています

 

 

9月病に備えて

お盆休み明けの倦怠感

 

今年のお盆休みが9連休という方も多いことと思います。5月の事例紹介の時にも記しましたが、気をつけなければいけないのは、連休後の気持ちの切り替えです。

【原因】

8月に入り連日のように35度を超える猛暑の中、体力の消耗とお盆休み前の仕事上のストレスで、心身ともに疲労困憊しきった状態だと思います。そしてお盆休みに入り、帰省やレジャー・家庭サービスなど、ほっと一息できる期間に入り、体内時計は連休モードにシフトされます。仕事上の事からも解放され、一過的に気分も晴々と心軽くなります。

ところが、お盆休みも今日まで!明日から始まる仕事の事を考えると、あれもこれもしなければいけないことが頭によぎり、一気に気分は重たくなり、仕事モードに気持ちを切替える事ができなくなる方も多いのです。

最近では、お盆休み明けに退職願いを出す人が急増していて、退職代行を行う弁護士も増えている現状だそうです。

明日から出勤、定時の満員電車にもまれて出勤という現実が頭をよぎり、出勤拒否の憂鬱が出やすいのです。

【症状】

症状としては、仕事に行きたくないという憂鬱感。不眠や過眠状態。頭痛・動悸・息切れ・倦怠感などです。

【対応策】

リラックスできる状況(気分転換)つくり出すことです。出勤2日前には滋養できる生活環境に戻しましょう。

セロトニンが脳内に不足することで、鬱的な精神状態に陥りやすくなるため、夏バテで食欲が落ちる時期ですが、良質な動物性タンパク質(肉類・乳製品)やビタミン鉄分を含んだバナナ・海藻・糖類などを摂取する事が、体力回復に効果的といわれています。

仕事のことをあまり過剰に思い詰めないことです。ないにもかも定規に当てはめないで、無理なく進めるタイムスケジュールを作ることです。

 

正確な診断

専門医療機関を受診(薬事療法・精神療法)して、自分のメンタル状態を確認しましょう。

【心がけること】

連休終了2日前には、普段の体内時計に徐々に戻しましょう。

気分が重かったり、出勤に対する抵抗感がある場合は、カウンセリングを受け、今の気持ちをカウンセラーに受止めてもらうことで、気持ちの落ち込みを改善する効果が期待できます。

 

双極性障害【躁うつ病】について

躁状態と鬱状態の繰り返し

躁状態と鬱状態を交互に繰り返す症状が出る障害です。ただし、鬱病と同類の病気という認識で扱われがちですが、実は別の病気で治療や処方される薬にも違いがあります。正しい診断が大事ですので、実績のある精神科の病院を受診されることをお勧めします。

【原因】

実は、明確な発症原因は不明です。遺伝・性格・自律神経・ストレス・社会的要因など、個人個人異なりケースバイケースです。

【症状】

高揚感に満たされた躁状態と、憂鬱感に陥った鬱状態が繰り返される病気ですが、どちらでもない平常的な精神状態の期間もあります。従って、症状をきめ細かく観察することが肝要です。

躁状態では気分が高揚し、気持ちが大きくなり、脳が覚醒状態になり不眠不休で行動的になりますので、正常な精神状態を逸脱します。ハイの状態です。

鬱状態の時には、気分が落ち込み無気力で厭世的になり、何もやる気がわかない無気力状態です。鬱の時は処方された薬は飲んでも、躁状態になってからは「自分は健康だ」と思い込み、処方された薬は飲まず、自己判断でやめてしまったりという事があります。これは、症状を益々悪化させる危険な行為です。

躁状態と鬱状態の現れる周期は、個人差があります。3ヶ月から6ヶ月、または、もっと長期間(年単位)にまたがる人もいますので、千差万別です。

【再発】

再発しやすい病気でもあります。再発率は90%と言われています。こじらせると慢性的になりますので、しっかりとした治療を心がけ、医師の指示に従って治療をする事を心がけて下さい。

 

 

正確な診断

正確な診断をしてもらうためには、実績のある精神科を受診することをお勧めします。

躁うつ病は、詳細に症状の観察をしないと、単に鬱病と診断されることがあります。例えば、軽い躁状態では、気分がいいと言うことだけで見過ごしてしまうことがあります。従って、鬱病の薬だけを処方されて飲んでも効果はありません。

詳細な症状の観察及び経過を把握し、医師に多くの情報を提供し、今後の治療計画を組み立てることが必要になってきます。

【治療】

先ずは、薬物療法により、躁状態における処方と、鬱状態における処方を、医師の指示に従って適切に飲み続けることを心がけることが肝要です。大事に至る前に適切な受診をお勧めします。

 

子育てが楽しめる社会環境について

負のスパイラル現象

育児放棄(ネグレクト)や幼児虐待というニュースが日常茶飯事報道される日本の社会は、もはや社会構造が底割れしだしています。早急に手を打たないと負のスパイラル現象に歯止めがかからなくなります。その社会現象の代表が少子化です。

【子育ては夫婦の共同作業】

母親は24時間子育てに奔走します。我子のために献身的に尽くします。子供の夜泣きや、授乳、発熱など暇のない時間を過ごします。その間に、炊事・洗濯・掃除・食事の準備と隙間無く働き続け少しずつ疲労が蓄積し、やがて体調不良になり、精神的に追い込まれていきます。そん結果、母親は自分の中でストレスの処理の限界を超えた時、イライラが爆発します。物にあたる範囲を超え、我子にその矛先が向けられた時は最悪の事態になります。

【父親は母親の日常の実態が見えていない】

朝「いってきます」と玄関を出た途端から、夜「ただいま」と帰宅するまで、母親と子供の育児の実態を理解することはできません。ましてや、残業で毎晩10時を過ぎないと帰宅しないとなると、母親のストレスも限界に達してしまいます。総務省の調査によると、父親の家事育児のサポート時間は一日平均20分という結果が出ています。これでは、母親の心身の疲弊は当然です。子育ての負荷が重くのしかかっています。母親の自由時間は搾取され、閉塞感が心身を蝕んでいきます。

【少子化の原因】

第一子でこのような状態ですから、第二子を作ろうとすると精神面で躊躇させます。国や行政も少子化対策はあの手この手で策を講じています。例えば、一時預かりや地域子育て支援センターの増設などに予算を計上しました。ただ、これだけで少子化の進行は止められません。決め手が無いのです。

根本は父親の育児参加

父親の育児参加のためには、残業はひかえる。父親も育休を取得する。

現在国政により、【働き方改革】が進んでいますが、まだまだ企業間によって整備の実態に開きがあります。

※日本の男性育休取得率3~4%に対し、スウェーデンは90%です。

父親の帰宅時間が遅いと、結局そのしわ寄せが母親に負荷されます。母親は子育てが自分に全て背負わせられるという気持ちになりますから、孤立感が生まれ、「これ以上子供は作れない」という思いが出てくるんです。少子化はそのような精神的な要素が反映しているのです。

【大事なことは、子育てが楽しいという感情】

母親の育児をサポートするためには、父親が積極的に育児休業を取得する事にあります。父親のサポート時間が増えることで、母親の孤立感・閉塞感は解消され、精神的ゆとりが生まれます。夫婦のコミュニケーションも密になり、子育ては共同作業という共通の理解が生まれます。「子育てが楽しいという感情」が夫婦で共有されます。少子化にブレーキをかける決め手の一手となるのではないでしょうか。

 

自閉スペクトラムについて

広汎的発達障害

他者との関係が円滑にとれずに、常に自分の興味関心に執着して行動する特徴がある発達障害の1つです。アスペルガー症候群も含まれます。

臨機応変に対応出来ない。自分のやりたいことに固着する。従って、社会生活にさまざまな摩擦が生じる事態が起こります。

【2つの症状】

①他者との係わりが苦手。

幼児期は、人見知りや親の後追いはしない。

児童期・少年期は、他者とうまく会話が成立しない。孤立してしまう。

青年期・成人期か、対人関係・コミュニケーションが上手にとれない。仕事が上手にこなせない。

②興味思考の偏重、こだわり。

幼児期は、同じ遊具を同じ動作で繰り返し動かす。

児童期・少年期は、常に同じ手順を踏まないと遊べない。興味があることについて、突出した知識量がある。

青年期・成人期は、スケジュール管理が苦手。自分の意にならないと、パニックを起こす。周囲にお構いなく個人プレーにはしる。興味があることに没頭する。

 

【症例】

①では、言語による指示を理解することができないため、他者との間に意思疎通が困難になる。

周囲の状況が理解できない。

他者との人間関係が狭くなり、一人孤立することが多くなる。

②では、自分が好奇心を持ったことにたいして執着する。

興味を持ったことの知識量は、専門的なレベルである。

常に同じ手順で物事の動作を繰り返す。

対応として

自閉症スペクトラムは、発達障害の1つですが、社会生活における障害になることもありますが、社会生活に順応するケースも多々あります。

従って、適切な対応が明暗を分けることになります。

症状の事例でも記しましたが、コミュニケーションにおいて、通常の言葉では理解できない場合は、わかりやすく何のための話か、かみ砕いて順序立てて根気強く話をすることが大事です。

また、特定の興味を持った事については、秀でた知識を持っているので、適材適所の場を設けることが肝要です。

【大事なこと】

本人が無理なくできる範囲のことを与え、不可能な領域については与えない。

周囲が自閉症スペクトラムという障害を十分に理解した上で、サポートしてあげることが、何よりの対応策となります。本人の「生活つらさ」を和らげるサポートが大事なことです。

 

アスペルガー症候群について

幼少期の行動に注視を

発症原因については、現在のところ確定原因はわかっていませんが、脳の正常な機能に何らかの異常が発生して生じる精神疾患といわれています。

【3つの症状】

症状としては次の3つがあげられます。

①他者との係わりが不得手

②立場をわきまえない言動

③自己興味への偏重

【症例】

①他者との係わりが不得手とは、他者との係わり方が解らないということです。集団生活の中で、一人突出した存在となり、なかなか輪の中に溶け込むことができません。

②立場をわきまえない言動とは、発達年齢に則した言動ができないため、周囲の人たちの理解を得られないことがあります。羞恥心などを自覚することが困難な状態です。本人自身に意図はないのですが、他者の気持ちを理解しにくく「空気が読めない」立場となってしまいます。

③自己興味への偏重は、自分の好奇心や興味に対しては、突出した知識がありますが、興味が無いことには無関心で偏りが生じます。ここでも集団で行う作業や授業において、支障が生じることがあります。

検査診断

普段の生活状況を詳細にチェックし、その上で検査することが求められます。と言うのも、普通の人と比べると「あの子ちょっと変わっている」と言う評価で見過ごされてしまうケースがあるためです。本人自体アスペルガー症候群であることの自覚症状はありませんので、両親から本人に診断を促すことが大事です。

【治療】

早期診断が望ましく、幼少の時に集団で遊んでいて、一人だけ常に別行動をとったりしてしまう行動が常態化している場合は、精神内科等医療機関で検査することが望ましいと思います。

【大事なこと】

円滑な社会への順応ができることが一番大事なことであり、家族や周囲の人たちの理解が何よりのバックアップ体制なのです。

 

鬱病について

誰にも罹りうる疾患

厚生労働省の調査によると、さまざまな精神疾患で医療機関に罹っている数は、全国で300万人を超えています。その内、鬱病の患者数は100万人を超えている状況です。なんと精神疾患の患者の3分の1にあたります。

【誰にも罹りうる疾患】

2週間以上、気分が晴れない、無気力感に陥る気が滅入る、楽しみや喜びを感じない、趣味や好きなことに没頭できないと言うメンタル症状が表出します。なぜ、このような状態になったのか自分自身原因がわからないという状況が続くことで、精神的に苦しみ、落ち込みます。

【鬱症状の要因】

鬱病は、神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンが減ることで、神経伝達への機能低下を生じ、鬱病を引き起こすことが解ってきています。従って、鬱病を治すためには治療(薬物投与)が必要です。

【鬱病のパターン】

鬱病は、単極性(鬱状態)と双極性(躁鬱状態)があります。また、単一性(再発無し)と反復性(再発)があります。

心身の両面から治療する

【起因するもの】

鬱病の症状は、人それぞれ重軽が異なります。ですから、症状にあった治療が功を奏します。心理的には、気分が沈む・脱力感・ネガティブ思考となります。身体的には、頭痛・不眠・めまいなどの不調が表れます。

その背景には、2つの起因があります。生活の中で起こるさまざまな要因が複雑に絡み合って鬱病の起因となります。

1つは、環境的起因です。突然大切な人を失った。信頼していた人から裏切られた。職場や家庭環境の急激な変化。仕事で失敗した。

2つ目は、性格的起因です。几帳面・真っ正直・責任感が強い・正義感・完璧主義などの性格で、精神的に自分を追い込んで責任を一人で背負ってしまう。自身のエネルギーの放出が大きく、燃え尽きてしまう。その他、遺伝的要因や身体疾患により発症することが知られています。

【治療方法】

①薬物療法(投薬)②休養(滋養)③精神療法(カウンセリング)があります。カウンセリングについては、再発防止の観点からアプローチ(思考パターン・行動パターン)の見直しが主となります。

根気強く治療することが求められます。

【セルフケアの重要性】

今や誰にでも罹りうる疾患であることを理解して下さい。自分は大丈夫と安心せず、セルフケアは大事な予防の一助となります。

 

 

起立性調節障害について

怠惰ではありません

 

一般的には聞き慣れない疾患名です。

起立性調節障害は、思春期における身体疾患です。

小学校高学年から高校生までに症状は顕著に診られます。

特に中学生では全体の10%程度で、クラスの中に1~2人程度はいるという見解も出ています。

【要因】

思春期の時期は、特に心身のバランスが不均衡になります。つまり、自律神経がうまく機能しないため、交感神経と副交感神経が相互に切替え(ONとOFF)にくくなります。

【症状】

朝起床できない・立ちくらみ・失神・動悸・頭痛・腹痛など、身体に症状があらわれます。

【身体的状況】

朝起床できないため、学校に登校することができなくなります。午後以降になると体調は回復し、普通通りの日常生活ができる子供もいます。ですから、明日は学校に行こうと思うのですが、再び翌朝になると同じ症状となり、学校に通学することができなくなり、しばらくはその繰り返しとなります。

適切な対応とは

【適切な対応】

一見すると、不登校の兆しや怠け癖と捉えがちになりますが、実は思春期の年齢に表出する身体疾患であり、本人にしてみると、この症状はどうにもならない状態で、本人が一番つらい精神状態に追い込まれることになります。

【家族や周囲の理解が大切】

起立性調節障害は身体疾患であり、家族や周囲がそのことを十分に理解することが大事です。その上で、バックアップしていくことが肝要です。

焦らず、じっくり待つ、怒らず見守ることです。

【治療】

起立性調節障害と言っても重症度が異なってきます。従って、専門の小児科内科の診察を受けることをお勧めします。

本人の症状に応じた適切な治療と、環境整備を行い、速やかな対応が不可欠です。

薬物療法(投薬)・一般療法(生活習慣の改善)・カウンセリング(自律訓練法)・理学療法(体操運動)などがあります。

個人差はありますが、起立性調節障害は心身の成長とともに改善していきます。早くて2~3ヶ月から2~3年かかることもあります。

 

思春期の対応について

思春期第二次性徴のハードル

思春期とは、小学生高学年(11歳)から高校卒業(18歳)までの期間に起こる第二次性徴で、成長に伴う心身の変化を呼んでいます。成人になるための準備期間ということになります。

本人自体、心身の急激な変化に戸惑いながら、思考力や心理面の変化との葛藤の中で、急激に変化する自己と向き合うことになります。

【思春期の表出】

第一に、心の変化です。親の路線に沿って成長してきたことへの疑問符が芽生えます。親のいいなりに対して抵抗感を感じ始め、自分の考えた方向に行こうという、自律心・自立心が頭をもたげてきます。

更に、親との距離をとるようになり、その距離はだんだん離れていきます。ただし、内心に不安や心細さはあるため、寄り所として、友人を作り行動を共にすることになります。従って、友人は大切なかけがえのない存在となっていきます。また、成長とともに、友人との価値観にも相違を認め合い、個の存在を認め合う心の成長が確立していきます。

第二は、身体の変化です。男女の性差がはっきりしてきます。それぞれ異性として認識しだします。

女子は、父親を異性として徐々に遠ざけるようになります。嫌悪感を抱く時期が相当長く続きます。

男子は、言葉使いが粗暴になったり、口をきかなくなったり、親を遠ざけるようになっていきます。

男女の性差に伴う思考の違いにも大きな差が出てくるのもこの時期です。(男子は泥遊び・女子はままごと)

翻弄される親の対応とは

【親の対応】

今まで言うことを聞いていた我子が、突然言うことを聞かなくなったとき、親は戸惑います。

自転車にたとえると、自転車に補助車を付けた状態でいつまでも乗っていたのでは、一人乗りすることはできません。同様に、親が子離れしないと、子供は自律・自立できないのです。親は我子のことが心配になり、手をさしのべたくなりますが、過剰な干渉や保護はひかえて、子供の自主性を遠巻きに見届ける勇気も大事なことです。放任とは違いますので取り違えないようにして下さい。それは、放っておくと糸が切れた凧ように危険な方向に行きかねません。

思春期の子供は、親を手こずらせますし、離れていこうとしますが、それは一方で、親への甘えの形でもあります。ですから、親として子供から逃げるような行為は絶対にしないで下さい。子は親を映す鏡です。

子供の自律心・自立心・自尊心を涵養することは親の役割です。親は笑顔を大切にして下さい。怒鳴り声の絶えない家庭では、子供の心は萎縮してかきむしられてしまいます。笑顔の絶えない家庭では、子供は安心感に満ちあふれ、心は潤います。

思春期の子供の心理は繊細でナイーブです。

主役は思春期の子供です。親は脇役として黒子に徹し、飛行場で言う滑走路の役割になって下さい。我子にとってよいフライト(自律・自立)ができるように願っています。

ネグレクトが子供に及ぼす弊害及び対応について【Part2】

育児ネグレクトによる弊害

 

 

乳幼児期から幼少期に恒常的なネグレクトによって、心身に及ぼす弊害は計り知れません。

先ずは、人としての人格形成です。愛情を注ぎ込まれた子供は、自尊心が芽生えてきますが、逆に愛情の希薄な子供は自虐性が強くなります。

健やかに成長すべき精神的発育に楔が打たれることになり、成長するに従って、精神的問題行動が出てくる可能性があるといわれています。

【弊害症状】

気性が粗暴になる・嘘性・内向的・無気力・発育不全・協調性の欠落・知的遅延・集中力欠如など、心身にさまざまな弊害が現れるようになってくることが確認されています。

【早急な対応】

①消極的ネグレクトは、自分の精神的状態を自覚することが可能です。このままではいけないという自責の意識があるならば、勇気を持って、児童相談所に足を運んで欲しいものです。1人で児童相談所に行くことに躊躇を感じるのであれば、夫婦そろって伺うことで、現在の状況を説明しやすくなることでしょう。この第一歩を踏み出すことが、改善に向けてのスタートとなります。

積極的ネグレクトへの対応

②積極的ネグレクトは、意図的に育児を放棄することですから、自らのネグレクト行為を自覚して自責の気持ちを持つことはなく、当然児童相談所に行くことはありません。むしろ、遠ざける対象物となります。

ですから、周囲の方々が異変を察知することで、しかるべき機関(児童相談所・警察生活安全課・区役所社会福祉課・民生委員)などに通報することが肝心です。

公的機関では守秘義務を厳守しますので、通報者のプライバシーは保護されます。安心して下さい。

※大惨事になる前に、速やかな手段を講じなければ、この問題の解決の糸口は見えてきません。

※尊い子供の健やかな成長を守るのは、私たち周囲の一人ひとりの目配りにかかっていると言っても過言ではありません。

育児ネグレクトの原因について【Part1】

育児ネグレクトの実態

 

 

ネグレクトとは、ないがしろにする・ほったらかしにする・顧みない・怠るなどの意味です。

育児をほったらかしの状態にしてしまい、取り返しのつかない事態に発展しかねない育児放棄の状態を育児ネグレクトと言います。

繰り返しますが、親が乳幼児に対して育児・保育を放棄し、高熱や嘔吐・引きつけなどの状態を見過ごし、危険な状態に至っても、すぐさま対応対処しようとしないで放置する行為のことです。

乳幼児の生命に危険を及ぼしかねない状態まで無関心な放棄状態を指します。

育児ネグレクトである親の育った家庭環境や素性については様々です。貧困家庭・シングルマザー・鬱状態・育児ノイローゼ・虐待されていたなどです。また、育児ネグレクトの親には、自身がネグレクト(育児放棄)されたという過去を背負っているケースが検出されることも見逃せません。

【育児ネグレクトの特徴】

育児ネグレクトの特徴としては、第一に、積極的ネグレクトです。これは意図的に育児を放棄することです。

本来育児は、きめ細かく乳幼児の状態を観察しながら、授乳をしたり、おむつを替えたり、着替えをしたり、検温したり、母親・父親が主体的に面倒を見なければ成立ちませんが、積極的ネグレクトの場合、あえて育児をせずにほったらかしにするという病的な行為です。

幼少期になると、ネグレクトの形態はいっそう過激になり、結果とし身体的虐待に繋がって行きます。

たとえば、食事を与えない・入浴させない・病院で診察させない・学校に行かせない・外出させない・無視するなど、虐待に近づく行為へと進んでしまいます。

最近、虐待による子供の痛ましい死がニュースで報じられていますが、実は、社会に表出しない出来事が日常茶飯事にどこかで起こっていることを心配しています。

私たちの身の回りで異変に気づいたら、直ちに行政機関に一報するなどの対応が急務となります。

第二に、消極的ネグレクトです。母親・父親の生活困窮状態から、やむなく育児ネグレクトになってしまうケースです。こちらも放置し続けることは乳幼児にとっては危険な状況に置かれるため、やはり対応は急務となります。

次回【Part2】では、ネグレクトが子供に及ぼす弊害及びネグレクトへの対応について記します。

 

引きこもりについて

引きこもりの症状と対応

引きこもりとは、社会生活から隔絶して一人自分の世界で生活する状態のことです。

【今激増する原因とは】

要因としては、十代では不登校から、成人では退職からと考えられています。再び登校や再就職することなく、家内に引きこもってしまうのです。

引きこもりやすい性格としては、内向的・引っ込み思案の性格がその傾向にあります。

【引きこもりの症状】

引きこもった状態が長引くと、本人自体にストレスが蓄積され、不安や葛藤となって、そのはけ口を求めて精神的症状となって表出します。

例えば、他者からどの様に思われているだろうか。嫌われているだろうか。阻害されているだろうか。など、被害妄想や強迫観念に陥ってしまいます。

その結果としての症状は、昼夜逆転・不眠・無気力・摂食障害・自殺願望・家庭内暴力などの様々な精神的疾患症状が表出するのです。

 

引きこもりの対応ポイント

引きこもりは誰でも起こりうると考えられています。

いつそのような要因に陥るかわからない現代社会の中で、事前に予防するのは難しいのです。

引きこもりの場合、その状態を日々把握することが肝心です。何か普段と違う行動や言動をとっていないか。食事は摂っているかなど、チェックすることが肝心です。

【【引きこもりへの対応】

引きこもりの対応としては、本人が引きこもっている阻害要因を確認し、じっくりと改善していくことが大事です。

家族の理解と協力が不可欠です。時間はかかりますが、本人と向き合うことが大事なことです。

向き合う第一歩は、コミュニケーションです。会話が成立しない場合は、手紙でのやりとりが、双方のツールとなります。単文で気持ちを伝えて下さい。一例ですが、準備しておいた食事にメモを添えておくとか、部屋の扉に差し込んでおくなど、寄添う言葉を一筆書くなど。責める言葉は禁句です。何より気持ちを通わせる手立てを講じましょう。

長期戦ですが、辛抱強く待つことも大事です。

家族会への参加も一助となります。

適応障害について

適応障害の症状と対応

適応障害をご存じでしょうか。大きな要因の一つに、ストレスによる精神的抑圧があげられます。当然日常生活や社会生活に支障をきたします。国際的専門機関によりますと、ストレスが起こってから1ヶ月くらいから症状があらわれ、治療をすれば症状は半年くらいで治まると言われています。半年以上症状が改善されない場合もありますので、その時は、十分に経過観察を怠らないようにすることが大事です。

【適応障害の要因】

・外的要因は、家庭環境・学校環境・社会環境の変化によるものです。

・内的要因は、心身にストレスを感じ、それを排除できない状態に追い込まれたときです。

【適応障害の症状】

抑鬱状態・不安感・集中力の低下・不眠・動悸・衝動的行動・摂食行動など

【適応障害の特徴】

ストレスが解消されると、これらの症状は改善されます。

【適応障害の診断】

専門の医療機関で診断することが大事です。

 

適応障害の改善ポイント

ストレスの根源を抽出しましょう。

①家庭生活に要因があるのであれば、家庭環境の改善をする。

②学校生活に要因があるのであれば、通学を一時的にやめる。

③勤務先に要因があるのであれば、出勤を一時的にやめる。配転を希望する。

近年、ストレスによる重圧で心身に変調がある場合は、専門医療機関に早めの受診が肝心です。

①薬物療法は専門医の診断と処方が必要な治療です。

②心理療法は、専門医または臨床心理士・心理カウンセラーによる療法です。

何より自身の健康が第一ですので、日頃からメンタルヘルスチェックをなさることをおすすめします。

 

セルフネグレクト(自己放棄)について

セルフネグレクトの実情とは

最近セルフネグレクトの方が増えています。聞き慣れない用語ですがご存じですか。そもそもどの様な状態の方々をこのように呼ぶのでしょうか。

生活環境や健康状態が疲弊しているにもかかわらず、本人が全く改善しようとしない。周囲にも相談することをしないと言う、精神状態に陥っている方々のことです。

例えば、室内の清掃拒否や、ゴミを溜め処理をしない。入浴をしない。歯磨きもしない。着替えをしない。食器も洗わないで不衛生に放置する生活習慣の常態化、健全な日常生活の営みができない状態で、日々生活している方々です。本人はこのような生活を続けていても、何の問題意識も持ちません。

セルフネグレクトに陥る要因としては、①突然の身内の死や、孤立、持病などによる生活意欲の低下が考えられます。また、②ストレス社会の中で、不安感による抑鬱状態、③リストラ・失業・過重労働などから勤労意欲の減少、④情緒不安からのアルコール依存症など、心身のアンバランスにより、様々な状態となって表出します。高齢者に多いのですが、今や老若男女誰でも起こりうる精神疾患なのです。

そこで、セルフネグレクトの改善及び対応については、何があるのでしょうか。第一に早期に専門医(心療内科)を受診して相談することが大切です。

セルフネグレクトへの対応は、早期対応が望ましいのですが、とは言っても、本人に自覚やその意志がないため、自ら受診することには限界があります。そこで周囲の方々の協力が大事となります。異変に気づいたら、本人にさりげなく今の状態について、気づかせる手立てを講じることが重要です。

セルフネグレクトの改善ポイント

①自分で自分の世話ができないことを自覚する。

②周囲の方が、そのことに気づかせるように働き掛ける。

③しかるべき機関に相談することを促す。

セルフネグレクトの状態を放置すると、孤立死・餓死・病死と言った生命の危機に直面します。今や社会問題となっています。地域の方々の目が行き届くことで、深刻な事態は回避されます。

日常生活が億劫となり「何もしないことが楽だ」という意識が自分を支配しだしたら、セルフネグレクトのシグナルが発信されていることに気づくことです。

 

5月病の対応

自律神経のアンバランス

 

最長10連休のGWも終わり、学校に登校、会社に出勤と気ぜわしい日常の世界に逆戻りです。

連休中は、気持ちも楽になり、身体も弛緩した状態になります。その状態からいきなり連休明けの緊張状態に突入するわけですから、身体をリセットする余裕も生まれませんので、当然、心身のアンバランスが生じます。つまり、自律神経がアンバランスになっているのです。ストレスが発生し、憂鬱な気分に陥ります。いわば、夢の世界から現実の世界に引き戻される恐怖感さえ芽生えます。人は誰も多かれ少なかれそんな気分になるのです。

交感神経→速い・収縮・硬直 

        ⇅

自律神経→脳・心臓・血管・脈拍・筋肉

        ⇅

副交感神経→遅い・拡張・弛緩

何事もウォームアップが必要です。いきなりダッシュをしたり、ジャンプをしたら、足腰を痛めるのと同様で、連休中の心身の弛緩状態から、登校・出勤モードにスイッチしたら、身も心もついてはいけません。

連休の終わる2日前から、心身の切り替えのためのウォーミングアップをすることです。例えば、登校や出勤のサイクルに徐々に戻しましょう。起床時間や、食事の時間、カレンダーを見ながらこれからの一週間のスケジュールの確認など、頭と身体のモードを徐々に戻して行きましょう。

それでも気持ちが落ち込んでしまった対応策

4月は、新学期・新年度ののスタート1ヶ月でした。緊張感やストレスで、心身は飽和状態でした。そこに来てGWで、心身の弛緩状態です。ほっとするのも束の間、また、緊張状態です。連休明けに気持ちが沈み込み、学校に行く気がしない。出勤する気持ちがわいてこない。こんな精神状態の時は、決して無理をさせないで、様子を見ることです。何かサインが出ていることを観察して下さい。十分にウォーミングアップをして、心身ともにリセットできた状態にまで戻すことです。焦ってはいけません。連休明けの憂鬱な気分は、大半の人々が抱く気持ちなのですから。

社会人の方は、今年のお盆休み最長9連休。学生さんは夏休み明けの9月。どうぞ、ウォームアップをしっかりと行ってください。

憂鬱感や体調不良が長引くようであれば、早めに神経内科を受診することをお勧めします。

 

パニック障害の症状と対応

パニック障害3つの症状

パニック障害には3つの症状が検出されます。①パニック発作②予期不安③広場恐怖です。突然現れる恐怖や不安により、身体が緊張のあまり硬直、過呼吸、めまい、動悸などの身体的発作や、精神的動揺を引き起こします。

・原因については、究明されていませんが、何らかの要因により、脳の神経経路に異常があると考えられています。

・パニック発作を起こすその背景には、ストレスや自律神経のアンバランス、また、過労などが誘因となるようです。

・3つの症状の内、①パニック発作は、本人を取り巻く環境の変化に、突然に症状が出ます。動悸・息切れ・めまいなど、身体的発作となって表出します。②予期不安は、一度パニック発作を引き起こすと、またパニック発作を起こすのではないかという不安から、再発作を繰り返します。そのことにより、精神的に追い詰められ、自信喪失していくという悪循環に陥ります。③広場恐怖は、②の状況から、たった1人の時にパニック発作が出たときに、ヘルプをする人がいない不安を回避するため、自分1人孤立する状況を回避するようになります。1人で外出する恐怖が出てきます。

症状が出た場合の今後の対応策

・パニック障害の結果、本人の自信喪失により、日常生活や社会生活に大きな制約が生じることになり、益々マイナス思考となってしまいます。

・パニック障害の治療としては、神経内科を受診され、法規治療をお勧めします。治療としては、薬物療法と認知行動療法が中心となるでしょう。専門医の適切な処方に従うことが、大切です。

 

PTSD心的外傷後ストレス障害について

速やかな適切な治療を

恐怖を体験した記憶が、心の傷(トラウマ)となり脳裏に焼き付いて離れません。

・深刻な身体的精神的ショッキングな出来事に対する苦痛がストレスとなり、事後も様々な症状となって続く障害です。勿論、全ての人にPTSDが発症するわけではありません。

・自然災害・交通事故・暴力・殺人・性犯罪・虐待・DVなど、身体的精神的ダメージを強く経験した被害者が恐怖体験を思い出すことにより、回避行動やフラッシュバックを起こすことで、心のストレスが蓄積され、重苦しい状態になります。

・PTSDの症状は、人により表出の時期が異なります。事後数週間から数年後に症状が出ることもあると言われています。

・例えば、自分が経験した出来事と同様のニュースを見たとたん、当時のことが蘇り、リアルに脳裏に再現され、異常なまでの強い恐怖感に襲われることがあります。また、つらい記憶を避けるために、似たような場所を避けるようになります。

・従って、日常生活に限りなく制約をきたし、行動半径も縮小されるため、社会生活に影響が生じます。

・過去のつらい体験が常につきまとい、心のストレスは極限に達してしまいます。精神的に過敏な状態が続き、情緒不安定になります。

症状が出た場合の今後の対応策

・このような症状が出た場合は、数週間程度は経過観察して、その後も続くようであれば、専門医(精神科・心療内科)を受診して診察を受けることです。

・PTSD心的外傷後ストレス障害の治療には、①心の傷を癒やすこと②表出した症状を緩和することにあります。どちらも専門医(精神科・心療内科)の診断及び処方(薬物療法・精神療法)に従って、治療することが大事です。

・速やかに適切な治療を受けることで、1年以内に50%の方々が回復するという統計も出ているようです。不安を抱いている方は、お早めに受診することをおすすめします。

 

大人のADHDの対応と理解の仕方

本人の気持ちと周囲の理解

ADHDは注意欠陥多動性障害と言います。小児期から成人期に至るまで、個人によって症状が異なります。本日は大人のADHDについて記します。成人期に突然症状が表出するわけではありません。おそらく小児期から症状があったわけですが、思うように症状が改善されないまま、社会人にいたりご苦労されている方もいると思います。

そこで、大人のADHD3つの症状について記します。

1.不注意→気が散る・約束が守れない・時間管理ができない・作業の手順や段取りができない・忘れ物が多い・仕事上のミスが多いなど。

2.衝動性→見境なく思いついたことをすぐに発言してしまう・衝動的に態度に出てしまうなど。

3.多動性→そわそわ落ち着きがない・じっとしていられない・周囲を気にせずおしゃべりをする・目的のない挙動を繰り返すなど。

今後の対応策

このようなADHDの症状ではないか!と不安を感じてお困りの方は、どうしたらよいのか。また、ADHDの方が社会生活を前向きに過ごすために、周囲の人が理解しなければいけないことは何かをお伝えします。

・ご自身が上記3つの症状の中で、小児期から現在まで気になる症状や不安を感じていらっしゃれば、専門の医療機関(精神神経科)を受診をして、症状を伝えることをおすすめします。

・診断については、ADHDに似た症状もあるため、ADHDの判定については、専門医の診断を最優先する必要があります。

・治療については、専門医の診断と処方に従って進めていくことが大事です。

・ADHDは本人の努力不足や怠慢・わがままではありませんので、周囲の方々の理解と協力・サポートが必要です。あたたかく見守ることが大事です。

・ADHDの症状の特性を知ることは大事であり、叱責することはいけません。本人もつらい状況を自覚しているの で、精神的に追い詰める行為はいけません。いっぺんに言っても難しいので、一つ一つ最小限度に伝えます。周囲の人間があたたかく根気強くサポートする姿勢が大事です。お互いに情報を共有してミスを少なくするように心がけます。

・短期間に全てを改善することはできません。容易に実行できる事柄から一つずつ一定期間継続をして改善することが大事です。周囲の方も根気強くバックアップして下さい。

※相談窓口(以下名称で検索)

①発達障害者支援センター

②医療機能情報提供制度(医療情報ネット)厚生労働省

③発達障害支援の機関リスト

④カウンセリング

※家庭生活・社会生活のうえで、良好な人間関係が築かれることが大事です。自分の行動特性と上手に付き合い、周囲の人は、十分に行動特性を理解し、援助することが大事です。

 

ストレスに強い人と弱い人の思考の違いをご紹介いたします。

出来事に対する本人の受止め方

事例→営業イベントで成果が出なかった。

ポジティブな思考の人→今回は失敗に終わったが、次に繋がる課題が見つかった。修正点がはっきりした。これをチャンスと捉えよう。次に向かって早速頑張ろう。

ネガティブな思考の人→期待を裏切ってしまった。なんで自分には力量がないんだろう。自分には営業センスがないんだ。もうだめだ。

思考の持ち方次第でストレスに違いが生じる

・ものの感じ方、捉え方、性格や育った環境によるものも大きいが、トレーニング次第で変えることは可能です。

・出来事には自分1人でコントロールできることと、できないことがあります。コントロールできないことに労力をつぎ込んでも意味はありません。1人で背負い込まない。チームで効果的に自分の労力を注ぎ込みましょう。

・日常の仕事の達成感を確認し、自己成長の確認を大切にする人ほど、日々の仕事を乗り切り、良い成果も得られます。

・非合理的な思考から、合理的な思考に転換する習慣に心がける。セルフケアの実行。

・脳に休憩を与える。質の高い睡眠時間6時間確保。気持ちの切り替え。リセットする。

・日常生活の中で、ネガティブな思考をポジティブな思考に置き換える意識を持つことが大事。

・ネガティブな思考をする人は、繊細で他人から自分はどの様に見られているかを気にする傾向がある。他人の評価が絶対的なものではない。成功か失敗かは自分で評価すればいいことです。

・結果・成果が出なかったにしても、「自分の努力や分析が足りなかった」と気づくことこそ成長の証です。ストレスへの耐性がついていきます。(失敗は成功の基)です。

こころ日が鬱の気配の対応策をご紹介いたします。

ゴールデンウィーク後のケア

今年のゴールデンウィークは最大で10連休となります。気をつけなければいけないのは、連休後の仕事の再開です。日々の張詰めた緊張(トップギア)から解きほぐされ、ほっとできる連休期間。睡眠不足を補うために朝寝坊、晩酌のお酒の量も増えて、食事の時間もずれ込みます。体内時計は連休モードにギアチェンジです。連休も今日まで、明日から始まる通勤地獄、連休明けのたまった仕事の処理と、いきなり頭の中は仕事モードです。でも身体はまだ連休モードのままです。そう簡単には切り替りません。

連休明けに気分の鬱が出やすいのです

症状→不眠・食欲低下・仕事が遅滞・ミスが多くなる。

経過→3日~4日程度の一過性なら問題ない。

米国の診断基準→2週間程度の継続が判断基準

不快感要注意→「普段と何かが違う」

心身のサイン→起床ができない・帰宅後ぐったり・気持ちがイライラする

引き金となる危険因子→過剰ストレス→自律神経の疲弊→鬱の気配

性格→几帳面・正義感・責任感・過剰気配り・頑張り屋

※対応策

①リラックスできる環境→休養と睡眠・気分転換をつくりだす。

②日常生活をセーブするよう意識する。

③専門医療機関を受診する。

④精神面でカウンセリングを受ける。

※連休2日前には、普段の体内時計に徐々に戻しましょう。

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